第22話「めざせ遠い東の町」
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ミール「頼りにならへんなあ。」
次の日の朝。
ゲートたちはホテルの外にいた。
今後の予定をミールが説明していた。
ミール「というわけでなあ、きのうの内に、情報集めといたのよ!感謝しいや!」
ゲート「お、さすが商人のムスメ。やるなあ!」
アルバート「うむ。そいつは助かる。それで、一体どんな情報なのだ。」
ミール「実はな、遠い東に「ブームシティ」ちゅう町があって、そこにエメラルドの名を宿したチャオがいるらしいんや。」
ゲート「遠い東ねえ・・・。」
ミール「しかも!そこまでの距離を考えると、たどり着くまでにGS(グラージ・ソウル)の回しもんに仰山遭うわけ。」
アルバート「激戦の連続は免れない・・・・か。」
そして、しばらく沈黙が流れた。
まあ、周りには街の活気ある声であふれていたのだが。
ゲート「なに、面白い展開ってところじゃねえの。がんばって行こう!」
ミール「あはは、ゲートらしいコメントね。」
アルバート「だが、たしかに行かねば何も始まらないな。」
ゲート「よし、出発!」
アルバート「ああ。」
ミール「ええ。」
こうして、三人はセンター・セントラルを出た。
そして、東に進む。
ミール「ブームまでは遠いから、町を見かけたら休んだりしましょ。」
アルバート「ああ。なお、次の町についたら僕は修行をしてみたい。」
そんな会話をしながら、三人は草原をひたすら歩く。
と、ここで目の前に緑色のチャオが1体現れた。
???「俺はフィルドン。テン・ファイターズ「スリーエス」さまの手下だ。」
ゲート「おっと、敵か。アル、修行がてらお前がやれよ。」
アルバート「そうか。悪いな。では、いかせてもらおう。」
フィルドン「俺の武器はアンペア・クローだ。感電には気をつけなよ。」
そういって彼は見覚えのある爪をつけた。
ミール「あれって、「スネーク・ツインズ」のハブの武器じゃ・・・。」
実際にその武器に苦戦したミールはそういう。
フィルドン「ふん、この武器はGSでは割とメジャーなほうでね。ハブなんかのよりも上等なものもあるんだよ。」
たしかに、よく見るとハブのと微妙に色が違う。
ゲート「気をつけろよ。アル。」
アルバート「ああ。」
フィルドン「いくぜい!」
フィルドンが一気に近づく。
だが、アルバートはギリギリでよける。
フィルドン「まだまだ!乱れ攻撃!」
フィルドンは無差別的にアルバートに爪を振るう。
アルバート「ムダだよ。」
アルバートは全攻撃をよけている。
フィルドン「なぜ、なぜあたらない!」
アルバート「僕は君の攻撃をギリギリまでひきつけてよけている。だから、君はどうしても攻撃の軌道修正ができないんだ。」
フィルドン「な、なにい!」
フィルドンは大げさに驚く。
すると、爪の電撃が激しくなっていった。
フィルドン「よーし、電撃最大出力だ。これで、消えろ!」
フィルドンはさっきより速いスピードで攻撃をする。
アルバート「残念。こんど出直すべきだ。」
アルバートはいつのまにか、フィルドンの後ろにいた。
彼の腕はすでに炎で包まれている。
アルバート「じゃあな、「トルネード・スカイハイ・シュート」!」
アルバートは腕をひねりながら、パンチをした。
すると、フィルドンは回転しながら空の向こうへ飛んでいった。
ゲート「お疲れ!」
ミール「やっぱりアルバート君は強いね!」
そして、またあるきだした。
続く