第15話「氷と電気の減速」

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アルバート「読みづらい表現はやめたまえ。」


ゲート「ミールはどうなったんだろう。」

戦いに勝ったゲートはガラスの向こうを見ようとしていた。

ゲート「もうとっくに勝ってんだろうな。・・・・・あれ?」

ゲートはガラスの向こうの光景を見て驚いていた。

ミールの動きが遅く、ハブにズタズタにされていたからだ。

ゲート「どうしたんだ?さっきまではこんなに遅くなかったぞ?」

ミール(あの技さえくらわなければこんなことには・・・。)

20分前・・・

ミール「いくわよ!アイス・アームズ「スピア」!」

ミールの杖が氷に包まれ、槍になった。

ハブ「うふふ。君の能力はすごいね。」

ミール「そういわれるとうれしいわ。はっ!」

ミールは槍をハブに突き出した。
だが、簡単にハブによけられてしまった。

ハブ「うふふ。僕はそんなに弱くないよ。じゃあ、いくよ。」

ハブは爪を手につけた。

ハブ「うふふ。この武器は「アンペア・クロー」。あたると、体がはじける!」

そのとき、たしかに爪には稲光が走っていた。

ミール(なんや、あのヤバイ武器。仰山くろうたら終いやない。)

ミールもどうしようか考えた。

ミール(そうや!)「チェンジ・アームズ「ガン」!」

氷のやりは形を変え、銃になった。

ハブ「カッコいい銃になったね。でも、撃てるの?」

ミール「バカにしないでほしいわよ。「フリーズ・シュート」!」

ミールはハブに弾を一発当てた。

すると、あたった部分が凍りついた。

ミール「ビンゴ!この弾に当たるとその部分が凍るんや!これであたしには近づけさせない!」

ハブ「うふふ。たいした技だね。どうやら、君にはこの技を使わないと勝てないようだ。」

ミール「な、なんやて?」

ハブ「僕の奥義・・・。『ニーブル・スタンテール』!」

すると、ハブの腕が触手のように伸び、ミールの腕を爪で刺した。

ミール「キャッ!って痛くないわ・・・。」

そう、なぜかミールにはダメージは無いのだ。

ハブ「うふふ。残念。すぐ、この技の効果が出てくるよ。」

すると、触手の爪に電流が流れ、ミールは感電してしまった。

ミール「きゃあああああああ!!!」

そして、電撃はおさまり、触手も体から離れた。

ミール「い・・・た・・・・かっ・・・・た。あ・・・れ?」

ハブ「うふふ。この技は相手を体の動きをしばらく遅くすることができるんだ。」

ミール(そ、そんなあほな!このままじゃ・・・。)

そして、散々爪の攻撃をくらい、今に至るのだ。

ミール(ま、まだ効果は切れへんのか?)

ハブ「うふふ。やっぱり、遅くすれば弱くなるんだね。」

ゲート「お、遅くすれば?ということはコイツの仕業か・・・。どうする?ミール!」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第134号
ページ番号
16 / 62
この作品について
タイトル
星の門の物語
作者
しぐま
初回掲載
週刊チャオ第130号
最終掲載
週刊チャオ第184号
連載期間
約1年28日