第14話「ゲートの技」

あらすじ 左のホームページと言うところに矢印をマウスを動かしてあわせ、マウスのボタンを押してみてくれ。

ミール「や、ややこしいね・・・。」

ガラスで仕切られた二つの部屋の中は殺気に包まれた。

片方ではミールとハブがにらみ合い、
もう片方ではゲートとガラが無言で構えあっていた。

ガラ「・・・・・・。」

ゲート「・・・・・・」

先に走ったのはガラだ。そして、武器を使った。

ガラ「僕の武器、「アース・ボール」を受け止められる?」

アース・ボールは棒にとげつき鉄球がついたものである。

ゲート「うお!」

ゲートは何とかよけた。

ゲート「こっちも攻撃だ!」


そのころ、ポンドとアルバートは通路をあるいていた。

ポンド「どうした?今、わが手下と戦っているさっきのお仲間さんが気になるのか?」

アルバート「ああ。ゲートの方がな。」

ポンド「心配の必要が無いだろう。彼はあの剣の持ち主なのだから。」

アルバート「それでも。心配だ。なぜなら・・・。」


まだ、あいつはそれを使ったことが無いからな。



ゲート「くそ!」

ゲートはガラに必死で剣を降っていた。

ガラ「ふふふ。そんな振り方じゃ、意味が無いよ。」

ゲート(どうする。このままじゃ勝つことができない・・・。)

ガラ「ふふふ。そろそろ強い攻撃をするよ。」

ガラが後ろに下がる。
そして、彼の鉄球に鈍い光が見えた。

ゲート「く、くる!」

ガラ「ランス・ラッシュ!」

ガラが一瞬消えた。いや、見えなくなった。
次の瞬間、ガラの鉄球のとげはゲートを刺していた。

ゲート「ぐ・・・!」

ガラ「ふふふ。かなりきいてる。もう僕の勝ちだね!」

ガラははしゃいでいる。

ゲート(くっ。目がくらんできた。)

ゲートへのダメージは半端じゃなかった。

ガラ「さて、もうとどめを刺さないと。君には僕の最強の技をささげるよ。」

ゲート(もう、だめなのか?オレの旅は終わってしまうのか?)

ゲートは絶望感がいっぱいになっていた。
そのとき。ある声が頭の中に聞こえた。

「どうした、ゲート。自分の目的を忘れたのか?」

ゲート(え?いまのは・・・?)

アルバート「僕を手伝いたい。そういって君は僕についてきただろう。これで倒れたら、承知しない。」

ゲート(あ、アル・・・。)

ガラ「ふふふ。「ボム・クラッシュ」!」

ガラは鉄球を上に上げた。

ゲート「そうだ。オレはアルのためにここまできてたんだ。ここで倒れるわけには行かない!」

そのとき、ゲートにある感覚が起こった。

ゲート「な、熱い、何かがオレの中に宿っていく様だ。これは・・・。」

そして、ゲートは立ち上がった。

ガラ「え?この人、動けないはずじゃ・・・。」

ガラは考えたことの無い事態に驚いている。
この時ゲートはこの現象の正体を確信していた。

ゲート(そう。たった今、オレにある「力」が宿った。アルバートやみんなを助ける力が!)

ゲート「行くぞ!「ロケット・スラッシュ」!!!」

ゲートはガラよりは遅いものの、速いスピードで突進した。

ガラ「うわあ!よけないと!」

しかしときすでに遅し。
ゲートは目の前で剣で攻撃した。

ゲート「うおおおおお!!」

そして、ガラはふきとばされ、壁にぶつかって倒れた。

ゲート「は、初めて、勝った!」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第134号
ページ番号
15 / 62
この作品について
タイトル
星の門の物語
作者
しぐま
初回掲載
週刊チャオ第130号
最終掲載
週刊チャオ第184号
連載期間
約1年28日