第12話「洞窟メアとコンサートドーム」
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アルバート「無愛想にするなよ。」
朝。三人はホテルの前にいた。
ミール「さて!早速洞窟へ行こう!」
ミールは相変わらず元気だ。
ゲート「よーし!うでがなるなあ!」
ゲートも結構元気だ。
アルバート「・・・・・・さあ、いこう・・・・。」
アルバートはかなり眠そうだ。どうやら、まだ疲れが取れないようだ。
ミール「ほらほら、アルバート君も元気だしなよ。」
アルバート「う、うむ・・・。」
ゲート「よし、行こう!」
そのころ。コンサートドーム地下には・・・・。
???「何?ルビーとサファイア、そして、剣の持ち主が洞窟メアに向かっただと?」
またまた機械で構成された隠し部屋があった。
ここには一人のダークチャオと手下らしきチャオがいた。
手下「はい、偵察をした結果、わかりました。ポンドさま、お願いします。」
ポンド「くそ。この『テン・ファイターズ』の一人、ポンド様があんなガキ相手にやりあわなきゃいけねーとはな!」
手下「シェード様からの命令です。」
ポンド「まあ、運動になれば、良しとしよう。おい、スネーク・ツインズも連れて行く。ここへ呼べ。」
手下「りょうかい!」
手下はいそいそと出口へ走った。
さて、今度はゲートたちのほうだ。
彼らはすでに洞窟の入り口に立っていた。
ゲート「ここがメア洞窟か。」
ミール「そや!ここにすごいお宝があるのよ!」
ミールは目を輝かせながら言う。
アルバート「・・・さっさと入るぞ。」
アルバートはかなり機嫌が悪そうにして洞窟に入った。
二人も彼に続いた。
洞窟の中は暗く、三人はランタンを持って移動していた。
ゲート「す、すごい静かだな。足音しか聞こえない。」
アルバート「いや、わずかにコウモリの羽ばたく音も聞こえる。」
ミール「こ、怖いわ~。なるべくつかまへんようにせんと、足が無くなってまうわ。」
ゲート(なぜ関西弁が強く出る・・・。)
アルバート「・・・・・・・・・・。」
なぜかアルバートは黙っている。
ミール「おっと、なんか見えてきたわよ。光だ!」
ゲート「お、早くもお宝か?」
ゲートとミールは走り出した。
アルバート「おい、うかつに走るのはよせ。」
アルバートがとめるが、遅かった。
二人が入った床にはいくつか落とし穴があり、二人はそれぞれ別の穴に落ちてしまっていた。
アルバート「おい!ゲート!ミール!」
???「おいおい、他人の身を心配してて、いいのかな?」
続く