第3話「風に誘われしチャオと新たな希望」

あらすじ 前回を見てね。


シェード「ふん。またここで会うとはな。何のようだ!フロン・クラウド!!」

その直後、煙がでて、ゲートを抱きかかえて出てきた。黒いソニックチャオだ。(ゲートは気絶している。)

フロン「気づいてたか。シェード。」

シェード「もう一度いう。何をしにきた。」

フロン「僕の目的はもちろん、君の計画の邪魔だ。どうしたんだ、超冷静なシェードくん。血相を変えて。」

シェード「もう貴様には二度と会いたくもなかったがな。」

シェードはかなり機嫌が悪そうだ。

フロン「おやおや。僕はそんなに嫌われていたのか。ちょっと悲しいな。」

フロンが笑いながら言う。

シェード「なぜこれ以上邪魔をするんだ。われわれの計画に。」

フロン「さあな。ただ、わかっていることは僕が今やってることは風からの使命だということかな?」

シェード「・・・ふん、くだらん。まあ、いいだろう。こいつはあきらめてやろう。まあ、ほかをあたる事になるな。」

フロン「絶対におまら達の思い通りにはさせんぞ。」

シェード「それは不可能な話だ。では、さらばだ。」

シェードは窓から落ちていった。

フロン「ふう。とりあえず、一人目は守り抜いた。」

ゲート「う・・・うーん。はっ!」

ゲートは気がついた。

ゲート「あれ?シェードはどこだ!!アルは!!」

フロン「おきたか。こんにちは。僕はフロンだ。」

ゲート「ああ、こんにち・・・ってそれより、アルは・・・」

フロン「大丈夫。彼はベッドで寝てるよ。もちろん、命に別状はない。シェードは逃げたよ。」

ゲート「そうか、よかった・・・。」

フロン「まったく。普通のチャオが無茶をしすぎだ。僕が助けなければ、君は死ぬところだったのだぞ。」

ゲート「はあ・・・。って、普通のチャオ?どういうことだ?」

フロン「よし、いいだろう。説明をしよう。きみ、この世界の歴史は知ってるかい?」

ゲート「まあ、授業で習ったから、だいたいは。」

フロン「じゃあ、八人の戦士と光の勇者の伝説はしってるよね?」

ゲート「まあ、知っています。一人のチャオが、8人戦士を集めて悪の怪物を倒したって奴でしょ?」

フロン「そのとおり。そして、世界には平和が戻ったんだけど、いつかは崩れるものなんだ。」

ゲート「え?」

フロン「じつは今、とても大きな悪が動いている。一体のチャオによって。放っておくと世界が絶望に包まれてしまう。」

ゲート「そうなのか・・・。」

フロン「だが、希望はある。その希望のひとつが、アルバートだ。」

ゲート「アルが!?」

フロン「そう。悪を滅ぼすためにはアルバートが必要不可欠なのだ。」

ゲート「そんな、バカな・・・。」

フロン「では、詳しく説明しよう・・・。第4話でな。」

というわけで続く。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第131号
ページ番号
4 / 62
この作品について
タイトル
星の門の物語
作者
しぐま
初回掲載
週刊チャオ第130号
最終掲載
週刊チャオ第184号
連載期間
約1年28日