第2話「想像もできない戦いと初めての恐怖」

あらすじ 前回を見ろ!!!(え!?)


シェード「さあ、そこのガキを渡してもらおう。」

ゲート「くそ、誰がお前なんかに・・・」

「わかったよ。」

ゲート「え!?」

アルバート「あんたに、ついてってやろうじゃないの。」

ゲートは驚いた。まさか本人がいく気になるとは思わなかったからだ。

ゲート「おい、アル。正気か?」

アルバート「もちろんさ。」

シェード「なるほど。キサマ、なかなか賢明な判断だと思うぞ。」

アルバートがシェード前まで歩いた。

シェード「よし、いくぞ。」



ゲート「そんな・・・。アル・・・」



だがこの時、アルバートはにやりと笑いながら、こういった。

アルバート「なんてな。誰があんたのなんか一緒に行くか?」

シェード「何?」

アルバート「つまり、お断りということ!アンダー・スマッシュ!」

アルバートは強力な炎のアッパーをシェードにぶつけた。そして、シェードを上に飛ばした。

ゲート「な、なんだ?あいつ、あんな技使えたか?」

シェード「グッ。ふん、面白い、面白いぞ。なら、こっちも技を使わせてもらろう!ホワイト・アロー!」

シェードは腕から光の矢を放った。

アルバート「そんな直線的な攻撃、僕には効かないよ。」

そういってアルバートは難なくよけた。

シェード「ほう。この矢もよけるか。」

アルバート「僕をなめないでもらいたいね。」

ゲート「あ、あいつ、本当にアルなのか?何なんだ?この戦い。」

ゲートは目の前の展開に驚きを隠せない。

シェード「さすが、赤の末裔というだけある。なかなかの強さだよ。」

ゲート「赤の末裔?」

アルバート「それについては後だ。それよりこいつを倒すのが先だからな。」

シェード「では、少し本気を見せよう。フラッシュ・コートル・ニードル!!」

そう叫ぶと、アルバートの周りにたくさんのとげが現れた。

シェード「起動!!」

とげの山が同時にアルバートに襲い掛かり、すべての針が、アルバートに当たった。

アルバート「ぐわー!!」

アルバートは悲鳴をあげて倒れた。

ゲート「アル!!」

シェード「心配は無用だ。彼は生きている。私の目的は彼の生け捕りなのだから。」

ゲート「何の目的でそんなことを?」

シェード「言ったはずだ、説明は不要だと。」

ゲート「いや、正当な理由もなく、友達を見放すわけにはいかないんだ。」

シェード「ふん。面倒だな。二連続で戦うとは。」

ゲート「た、戦うのか・・・・」

シェード「勿論。」

この緊迫した空気の中、心のうちでゲートは

(ど、どうしよう。オレ、あんなスゴイ技出せないぞ・・・。)

とかなりびくびくしていた。

シェード「?どうした。そんなに怯えて。」

ゲート「い、い、い、いやややややや。お、れは、っべべべべつに・・・」

シェード「これ以上の発言は無用だ。お前には一瞬だけの死という恐怖を味わいさしてあげるよ。」

シェードは両手を前にかざした。

シェード「シャドウ・トリップ!!」

シェードの手から、大きなカマを持った死神が現れ、ゲートに襲い掛かった。

ゲート「うわああ!!」

シェード「では、地獄へいってこい。」

そのとき、大声がした。

「アース・カワリミ!!」

その直後、死神のカマがゲートを突き立った。
ところが。

シェード「な?こいつはあのガキじゃない?土人形だ・・・。まさか!」

よく見たら、ゲートの形をした人形で、土でできていた。

「そう。そのまさかだよ♪」


続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第130号
ページ番号
3 / 62
この作品について
タイトル
星の門の物語
作者
しぐま
初回掲載
週刊チャオ第130号
最終掲載
週刊チャオ第184号
連載期間
約1年28日