第1話「冒険の始まり」

あらすじはホームページクリックへいける第0話を!!



ここはメラルタウン。
この町を作ったチャオの名前からそう呼ばれている。

この町の中央広場では、多くの人が集まっていた。
なぜなら昨日、近くの家に住む少年にあの光の玉がぶつかったからだ。
家の前にはたくさんの野次馬が集まっていた。
その野次馬を書き分けて、一人の少年が、家に入ろうとしていた。

「おい、どけ!オレを中へ入れさせろ!たのむからさあ!」

彼の名はゲート・シュート。この町に住む少年だ。

ゲート「すいませーん!ゲートです!お見舞いに来ました!」

何とか門の中に入れたゲートは玄関から呼んでいた。
そして、ドアが開いた。
中からは光にぶつかったチャオの母親が出てきた。

ゲート「お邪魔します。」

「どうも、ゲートちゃん。よく来てくれたね~。」

ゲート「いやいや、アルバートとは友達なんだから当然ですよ!」

どうやら、光に当たったチャオはアルバートという名前のようだ。

「おほほ。ありがとう。アルバートは、2階にいるからね。」

ゲート「は~い。」

そして、駆け足で階段を上る。
階段を上ったゲートはすぐに、アルバートの部屋を見つけ、入った。

ゲート「おーい!アル!」

入ると、ベッドでアルバートが寝ていた。

アルバート「おお、ゲートじゃないか!よく来たな。」

ゲート「ああ、お前のためなら、どこからも飛んで来るさ。それで、大丈夫なのか?」

アルバート「大丈夫。少し疲れただけだよ。」

ゲートはアルバートが元気そうなのを見て、安心していた。

ゲート「そりゃ、よかった・・・。」

アルバート「ははは・・・。」

このとき、ゲートはアルバートの態度に違和感を感じた。

ゲート「ん?どうした、アル。浮かない顔をして。」

アルバート「いや、実は・・・お前に言わなきゃいけないことがあるんだ。」

ゲート「え!?何だよ、いきなり・・・。」

アルバート「今朝、わかったんだけど、実は僕・・・」

そのとき、会話を裂くように、

「よし!!一人目を見つけた。」

あるチャオが突然部屋の窓からやってきた。白いシャドウチャオだ。

ゲート「な、なんだ!?お前は!」

「私の名はシェード・ホワイト。その赤きチャオを捕獲しに参った。さあ、渡すんだ。」

ゲート「ど、どういうことだ?」

シェード「なぜか?キサマに説明する必要はない。」



そのとき、他の家の屋根では・・・

「くそ、見失なったか・・・。こうなったら、すぐに赤の末裔を探さないと・・・。」



ゲート「一体、どうなっているんだ!?」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第130号
ページ番号
2 / 62
この作品について
タイトル
星の門の物語
作者
しぐま
初回掲載
週刊チャオ第130号
最終掲載
週刊チャオ第184号
連載期間
約1年28日