2 特別編 ~記憶の輪舞曲~

パウ「どうしたの?」

リム「・・・いない・・・。さっきまでココに・・・。」

パウ「ココ?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・

リム「え?地震?」

パウ「なんか、普通の地震と違うような・・・。」




ちょっと前の時間・・・




ゼロ「ハァ・・・ハァ・・・ったく、いつまでやっても決着つかねぇな。」

フット「・・・もう、体が動く・・・。」

ゼロ「・・・そか。オバケの操り主、死んだかな・・・。」

フット「らしい。」

ゼロ「ハハ、今から本気でやりあうか?」

フット「冗談はよせ。ただでさえこんな状況下で・・・。」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・

フット「な、何だ?地震か?」

ゼロ「・・・・・・・・・・いや、地震じゃない。信じたかねえけど・・・。」




ゼロ「次元が変わる前触れ・・・だな。」




フット「次元が・・・変わる?」

ゼロ「ああ、何回も同じ事が前にあってな・・・。準備はいいか。」

フット「・・・今さら準備などしない。」




ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・




・・・おっかしーな。前とはずいぶん違う感じだ。

こりゃとんでもない事が起こるな。
























ゼロ「・・・また、この空間か。」

フット「・・・またって何だ?」

ゼロ「・・・いたのか。」

パウ「僕もいるよ?」

リム「私もです。」

ゼロ「・・・そっか。」

また、とも言いずらい。確かに前にもあった。

なにか、風の上にいるみたいな、水色の空間。安らぎを感じていた。ただ違う事は、

目の前の意味ありげなどでかい扉だ。

???&???「ウェルカーム!」

フット「・・・誰だ?」

マスター「僕はマスター。」

クレイジー「私はクレイジー。」

ゼロ「ご用件は?」

マスター「おやおや、話が早い人だ。君達に真実を見せろ、と上からの命令で。」

パウ「上様って事だよね。」

上様・・・か、気になるな・・・。

クレイジー「もち、そうです。訳を聞かれる前に言いますが理由は知りません。」

リム「あなたたちも話が早いですね。」

マスター「おおっと、よく言われる事です。お気になさらず。」

ゼロ「で、その真実ってどんなだ?」

クレイジー「たしか、あなた方・・・えーっと覚醒でしたっけ?」

フット「ああ。」

マスター「完全なる覚醒をしてもらう訳ですね。」

パウ「え、それってまさか・・・。」

クレイジー「YES。そのまさか、です。簡単に完全覚醒してもらう訳です。」

・・・YESかよ・・・。でも、何故?

ゼロ「・・・条件を付けてもらおう。」

マスター&クレイジー「どのような?」

ゼロ「それが終わったら、その上様にあわせてもらう。・・・OK?」

ちょっとだけあっちの世界に入らせてもらった。

マスター「・・・・・・・・・・わかりました。」

マスター&クレイジー「では、真実を探す1時間の旅をしてもらいましょう。準備はOK?」

ゼ&フ&パ&リ「・・・OK。」

ハハ、皆同じ世界観に入ってる・・・。

ギィィィ・・・









続く・・・

このページについて
掲載号
週刊チャオ第203号
ページ番号
27 / 31
この作品について
タイトル
人とチャオと
作者
冬木野(冬きゅん,カズ,ソニカズ)
初回掲載
週刊チャオ第193号
最終掲載
週刊チャオ第205号
連載期間
約2ヵ月26日