2 ~第十話~

・・・心理戦・・・僕は好きじゃないけど・・・




~第十話 「記憶を辿る心理戦」~









~始める前にグチさせてもらいます。~

ちょうど十話まで来ましたね。ここまで来るとそろそろ次のジャンルに移る頃です。
いや、この十話で次になると言う訳では無いんですけどね。
次は「記憶を辿る輪舞曲」と言うのに変わります。
だから今週で終わらせようと思います。それまで感想コーナーは作りません!(でも限界が来たら作ると思うけど・・・)
今後もカズ作小説をお願いします!(選挙かよ)
んじゃ、本編そろそろ移りますわ。









シャイニング「フッフッフ・・・面白そうになって来た。遠慮なくいかせてもらおうか。」

ゼロ「ヘェ。戦わずも、実感は出来るってか?面白いな。」(・・・なんだ?この嫌な予感は・・・)

フット「・・・」(何か、他に気配が感じられる・・・だが、感じられない・・・何なんだ・・・?)

パウ「・・・」

皆も感じているようだ。何か違う感じがする、嫌な予感、妙な気配。
僕も感じる。何か違うんだ。・・・何が?僕の今、目の前にいる僕の姉の事かな?
・・・過去にあった事が無い?そんな筈ない。でも別人に感じる。でも姉だとも感じもする。

・・・僕の姉、名前は「イル・ザ・フューチャー」。普段は普通に名前で呼んでいた。
いつも一緒だった。でも、一緒じゃ無くなる頃、何か不安が感じられて・・・

・・・不安?そうだ、朝、もういなくなっていたんだ。この事を不安に思っていたんだ、僕は。
イルがいなくなる日に近づいていっていくと同時に、不安が離れなくなった。
イルも何か、行動が変わっていった。いつも一緒に散歩に出かけていた。まるでいつも無邪気な子供みたいに。
・・・でもその後、外に出なくなって、部屋にこもっていた。接触する期間もなくなっていきながら。









ゼロ「パウ!」

パウ「うわぁ!!?」

フット「何をしているんだ!」

シャイニング「まったくですよ?君、どうしたんですか?」

パウ(ハァ・・・ハァ・・・これしかない・・・)

シャイニング「さあ、まだまだやれるでしょう?」

パウ「・・・ねぇ、イル。」

シャイニング「!!?グアアアア!!!」

ゼロ「!!?何だ?何してんだ!?パウ!!?」

パウ「何でいなくなったの?あの頃の無邪気だったイルはどこにいったの?」

シャイニング「アアアアアァ!ハァ・・・ハァ・・・何だ?」

フット「パウ!?」

パウ「いつも一緒だったじゃない。なんで見捨てたの?」

シャイニング「き・・・貴様・・・何者だ・・・?」

パウ「僕?僕はパウ・ザ・フューチャー。君の名前は・・・」









パウ「僕の姉、イル・ザ・フューチャー。そうでしょ?」









シャイニング「ガハ・・・」

ゼロ(・・・こいつが・・・パウの姉貴?)

フット(口だけでこいつを・・・?)

パウ「・・・」

クラ・・・

ゼロ「!?おいパウ!どうした!?大丈夫か!?」

パウ「・・・何でも・・・無い・・・大丈夫だよ・・・ちょっと・・・疲れ・た・・だ・・・け・・・・・だか・・・・ら・・・・・・・・」

ゼロ「・・・パウ・・・」

???「ちょっとお邪魔していいかな?」

続く・・・

このページについて
掲載号
週刊チャオ第200号
ページ番号
23 / 31
この作品について
タイトル
人とチャオと
作者
冬木野(冬きゅん,カズ,ソニカズ)
初回掲載
週刊チャオ第193号
最終掲載
週刊チャオ第205号
連載期間
約2ヵ月26日