2 ~第七話~

ゼロ(・・・あいつどこに行ったんだ・・・?)




~第七話 「島の秘密」~









俺は何度も目を疑った。普通なら1日もたつ奇妙な島にサッサと行ってしまうだろう。
だが奴は・・・海に入った。何故わざわざ海に入ったのかは勿論謎だ。
チャオだから分からないのか?それとも単に俺がバカなだけ?
と言うと後者に入る。パウやリムなんかは成績優秀。特にパウなんかテイルス二世と言っていい。

ゼロ「うわぁ!っと何すんだコイツ!」

フット「何をしている!集中しろ!」

リム「奇妙な方々が何でコッチに猛威をふるって来るんですかぁ!?」

リムのポツリと言った台詞で謎が解けた。俺は推理は得意な方である。
・・・と言うと先程のは前者に入るかもな。・・・まぁ強いて言えばどっちでもない。

・・・ココ自体が・・・

パウ「大変だよ!この船沈んでいってる!」

他「ええぇ!?」

ゼロ「っとぉ好都合!このまま沈めぇ!」

リム「って何考えてるんですかぁ!?沈んじゃうんですよ!?」

フット「そう言ってる間にもう傾いてるぞ!」

ゼロ「よっしゃぁーーー!!!」



























































ゼロ「う・・・あ、いてててぇ・・・えーっと・・・着いたのか・・・」









俺は周りを見回した。ただの鉄の壁に鉄の床、ただ鉄だけの通路と行っていい。
電気は・・・一応ついている。が、まだ暗い。

ゼロ「やっぱな・・・島ってのはここか・・・」

あの意地悪は・・・確か闇属性だった。それを使って普通に空を飛ぶ事無く、海に入った。
そしてリムがポツリと言った奇妙な方々。(リムも礼儀がちゃんとしてんだなぁ)
これで謎が解けた。ココ自体は島、いや、そう考えていた海底の基地みたいな場所である。

ここで、ある事に気づいた。

ゼロ「・・・皆どこにいるんだ?」

あの三人(三匹?)がいなかった。・・・何か懐かしいなこう言うパターン。









リム「・・・皆どこでしょうか・・・」

私はこの鉄で構成された通路をさまよってました。
途中いくつか曲がり角等がありながら、曲がったり曲がらなかったりして。
何にも無くて、ただ恐怖心だけが襲い掛かってきました。
そして曲がり角を1つ通り過ぎて・・・

リム「きゃ!」

???(静かにして!)

手を捕まれて急に曲がり角の方に引っ張られて、口を抑えられました。
そして、何かが通り過ぎた後、話しかけてきました。

???(・・・もう・・・覚えてないの?あたしの事。)

リム「ああ!ルミお姉ちゃ・・・」

ルミ(だから静かにしてっ)

リム(あ、ごめんなさい・・・)

私のお姉ちゃんのルミでした。




続く・・・

このページについて
掲載号
週刊チャオ第197号
ページ番号
20 / 31
この作品について
タイトル
人とチャオと
作者
冬木野(冬きゅん,カズ,ソニカズ)
初回掲載
週刊チャオ第193号
最終掲載
週刊チャオ第205号
連載期間
約2ヵ月26日