2 ~第六話~

ゼロ「あーあ・・・こりゃひでぇな・・・」

フット「自爆技はここまでやるか・・・」

パウ「もー何やってんだよ・・・」

リム「でも・・・ここにい続けるわけじゃないですかね・・・」


~第六話 「新たな旅立ち」~









俺等が見ていた光景は、学校が跡形も無く消え去っていた。
・・・まぁ、この方がよかったかもしれない。いっそのこと、こうしてほしかったと思う。

パウ「じゃあ、僕の入手した情報を紹介しまーす。」

ゼロ「え、いつの間に・・・」

さすが、いや、怖い。いつ情報を入手しているやら。

パウ「僕の入手した情報によると、妙な生命反応がある島があるんだ。」

フット「妙な生命反応?」

パウ「うん。そこで、その島に行くことにしたんだ!」

ゼロ「・・・で、どうやって?」

パウ「もちろん船で。ここって港に近い所なんだよ。」

初耳だ。ここが港に近いとは。









何時間か経過。









ゼロ「ついたなー。」

案外早く港についた。

リム「その島まで、どれ位かかるんですか?」

パウ「一日。」

ゼロ「い、一日!?」

あっさり言ってもらっちゃ困る。長い時間だ。

フット「ますます気になってくるな・・・」










ただ今航海中









今のところ皆眠っている。俺以外は。俺は夜空を見ていた。カズと見た、あの夜空を。

ゼロ「カズはどうしてんだろうな・・・」

その時、真っ黒なものが落ちてきた。それも大量に。

ゼロ「んな!」

影だ。チャオに似た影が沢山落ちてきた。最悪だ。

フット「なんだ!?」

ゼロ「きちゃったんだよ!」

パウ「うわ!影がまだ落ちてくるよ!」

リム「これ全部相手にしないとなんですか!?」

ゼロ「こいつ等武装してるぞ!」

武装とは卑怯だ。どっから降っているんだか。

ゼロ「行くぞ!」

ビーム状の剣、名前は・・・チャオセイバーでいいか。
とにかく倒して倒して倒しまくった。が・・・

ゼロ「だーもー!いつになったら全部なくなるんだよ!!!」

いっこうに減る様子が見えない。それどころか増えているようにも思えた。

フット「本体があるはずだ!それを倒せば・・・」

「その本体を倒せるかの問題だけどね。」

ゼロ「だれだ!」

「教えない」

パウ「教えてよ!」

「まぁ慌てないでよ。あっちに付いたら教えるし。じゃね♪」

フット「ま、待て!」

「待たないよー!」

そういって奴は消えた。

ゼロ「あの意地悪め・・・」

続く・・・

このページについて
掲載号
週刊チャオ第196号
ページ番号
19 / 31
この作品について
タイトル
人とチャオと
作者
冬木野(冬きゅん,カズ,ソニカズ)
初回掲載
週刊チャオ第193号
最終掲載
週刊チャオ第205号
連載期間
約2ヵ月26日