2 ~第五話~
「オレを目覚めさせて、どうしようって言うんだ・・・」
~第五話 「覚醒」~
ゼロ「イッツショウタイム!」
俺はボルケーノっつー奴の目の前に瞬間移動して、
パンチ
キック
ベストキックとコンボを繋げて、
ゼロ「とりゃ!」
ソニックフレアーを決めた。そして、ソニックのとはちょっと違う感じで奴の上に行き、
ボルケーノ「グフッ!」
ソニックイーグルを決めた。案外簡単にできるとは思ってなかったが・・・
「ハァァ!」
ボルケーノ「グワッ!ズリーぞテメー等!」
ゼロ「へ?」
フット「俺もやらせてもらう。」
パウ「僕も引き下がってられないよ!」
リム「私も頑張ります!」
ゼロ「・・・勝手に来るなよ・・・」
まぁ一人でやるよりは楽か。結局そう考えた俺だった・・・
ただいまの状況は4対1(強いて言えば2体1)。これならすぐ倒せる。と思うのが当たり前だったが・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ボルケーノ「ウオォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!」
ゼロ「!何だ!?」
数分経過
ゼロ「前回の地震の正体はこれか・・・」
ボルケーノ「まだまだぁ!くらえぃ!サンダーボムぅ!」
小文字多すぎだよ・・・とツッコム暇もなかった。俺等の↑に四つの丸いものが投げられた。
ボルケーノ「落ちろおぉぉ!」
ピカーーーーーードゴオォン!
ゼロ「うわぁぁぁぁ!」
フット「チ・・・・・・」
パウ「ウゥゥゥゥゥゥ」
リム「キャァァァァァァ」
ゼロ「!」
フット「!」
パウ「!」
リム「!」
か・・・・・・・・・・く・・・・・・・・・・せ・・・・・・・・・・い・・・・・・・・・・?
ゼロ「ハァ・・・ハァ・・・なんだよ・・・今の・・・いやなもの・・・」
フット「ハァ・・・ハァ・・・何か・・・後悔感を・・・感じる・・・」
パウ「ハァ・・・ハァ・・・昔の・・・何かが・・・見えた・・・」
リム「ハァ・・・ハァ・・・記憶に・・・無いものが・・・あったような気が・・・」
ボルケーノ「なーにペチャクチャ喋ってんだよ!?まぁいい、自爆技でもやるか!」
ゼロ「!何のつもりだよ!」
ボルケーノ「つまんないもんなぁ、この世の中は。じゃぁ行くぜ!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴピカーーーン!!!!!!!
ボルケーノ「さらばだ!ファイナルサンダークラーーーッシュ!!!」
ゼロ「!」
ここに行けば・・・見つけられるか・・・さっき見えた・・・何か・・・
起きて・・・起きなよ・・・
ゼロ「う・・・誰だ・・・」
(ゼロ)「僕は君。昔のね。」
ゼロ「!・・・ここどこだよ!」
(ゼロ)「君の死んだ場所だよ。」
ゼロ「!」
俺の死んだ場所。嵐の中、雨が強く降りながら、建物の裏道のような所だ。
ゼロ「・・・で、なんで、ここにいるんだ?俺は。」
(ゼロ)「ここで死んだ人を紹介しよう。」
そこに写ったのは、いや、信じられないが、
俺にフット、パウとリムが、頭を向け合って死んでいた。手を繋いで・・・
ゼロ「・・・これが・・・なんだ・・・」
(ゼロ)「皮肉な過去を思い出してほしいんだ。君の力はそれで目覚める。言ってみれば、覚醒をしてほしいんだ。」
覚醒・・・目覚める・・・皮肉な・・・過去・・・
ゼロ「目的はわかった。・・・が、ひとつ聞かせろ・・・」
「オレを目覚めさせて、どうしようって言うんだ・・・」
(ゼロ)「・・・倒してほしいんだ。ダークカオス、アークを。君もそのために旅をしてたんでしょ?」
へぇ・・・昔の俺ってこんなに根に持ってんだな・・・
実に気にくわねぇ・・・けど、やるしかない・・・
(ゼロ)「これ、君の武器。使って。」
渡されたのはビーム状の剣。・・・まったく、
俺は遊ばれてるよ・・・
(ゼロ)「じゃあね。・・・君が覚醒したら、頭の上に注目してね。」
ゼロ「・・・・・・・・・・戻った、か・・・・・・・・・・」
フット「みんな何か渡されたか?」
ゼロ「俺はビーム状の剣。」
フット「腕力強化の機械式手袋。武器も奪える。」
パウ「バスター銃。」
リム「コ○ンの使っているような靴。・・・見た目はかわってませんけど・・・」
ゼロ「頭の上・・・全員ヒーローチャオのポヨ・・・」
これが覚醒したサイン。・・・わかりやすいな・・・
さて、昔の俺たちの目的は1つとなった。(元から1つだったと思うが)
アークを倒すことだ・・・
続く・・・