~飛翔~(中編)
その日からボクの特訓が始まった・・・・・・
1日目・・・・
「いいか、シッポ。
空を飛ぶには、大空への憧れを抱くんだ。」
「ナックル・・・・小動物ってどこにいるの?」
「シッポ、お前は自分で小動物を捕るのが
一人前だと思うのか?」
「・・・違うと思う。」
「だったら手っ取り早い方法で
イメージトレーニングをやればいいじゃないか。」
「それも違うと思うけど・・・・」
8日目・・・・
「よし、そろそろ
イメージトレーニングも済んだ事だし、
センパイの所に行くか!!」
「センパイ?って・・・・ナックルズの事?」
「違う、違う。心理カウンセラーのセンパイの所だよ!!」
「(センパイって・・・ナックルそんなことやってたんだ)」
ナックルに言われるままついてきたのはチャオ幼稚園。
水色の扉をノックする。
コンコン
「セ~ンパ~イ!!」
「どうぞ」
「ほら、シッポ。入れよ。」
「しつれいしま~す。」
そこにいたのは・・・
「医者チャオさん!?」
「なんだよ。わからなかったのか?」
「だって心理カウンセラーって・・・・」
「センパイはそう言うのもやってるの。
センパイ。おねがいします。」
「ひ~っひっひ」
ナックルの言葉を完全無視して
医者チャオは椅子を回して遊んでいる。
「・・・・」
ナックルの攻撃。
激しく椅子を回す!!
「ひ~っひっひ~ひっひひ※♪♂@*#$!!」
医者チャオは酔っている・・・・
「コホン!!お見苦しい所をお見せしたようで・・・・
で、あなたたちは何のようでここにきたんでしたっけ?」
「・・・殺すぞジジイ」
「ナックル・・・
ボク殺人犯を友達に持った覚えはないんだけど・・・・」
「・・・わかったよ。
シッポを飛べるようにしたいんですけど、
どうすればいいんですか?」
「わかりました。じゃ、シッポ君を診てみましょうか。」
そう医者チャオは言って、
ナックルに聴診器をあてる。
「誰がオレを診ろって言った!!」
「ナックル・・・ボク帰っていい?」
「わかった、わかった。
センパイ。こいつを診てください・・・・・」
「わかりました。・・・・・ん!?こ、これは!?」
「ど、どうしたんですか!?センパイ!?」
長い沈黙・・・・
「ウイルス性咽頭炎ですね・・・お薬をだしておきましょう」
「なんですか、センパイ。ウイルス性コントラストって?」
「ナックル・・・・ウイルス性咽頭炎だよ」
「別名、ウイルス性上気道感染です。」
「なんですかセンパイ。ウイルス水蒸気同感船って?」
「ナックル・・・・わざとだろ・・・・」
「簡単に言うとカゼです」
「最初からそう言えよ!!」
「え~このウイルス性上気道感染は
どう言う症状がでるかと言いますと
-鼻水(鼻漏)と鼻づまり(鼻閉)
-くしゃみ
-咽頭痛
-咽頭の発赤
-咳
-筋肉痛
-頭痛
-微熱(華氏102度(注:摂氏38.9度)あるいはそれ以下)
などがみられ、予防法は・・・・」
「風の予防法は恐らく確実な風邪の予防方法はありません。
ビタミンCを摂取すると風邪の予防になることが
多少示されています。
しかし科学的に証明されていません。
風邪の蔓延を少なくすることはできます。
咳やくしゃみの後は手を洗ってください。
食前や、眼、鼻、あるいは口に触れる前に、
手を洗ってください。
あ、この子のアビリティはオールAですよ~!!」
「早く言えよ!!」
ナックルと僕は、
医者チャオの椅子を思いっきり回して帰宅した。
回しすぎてヒートアップして、
風邪をひいたのは言うまでもない。