第12話 「悲しき鉄のハウス」後編
ついに入るときが来たか。もう、鉄ばっかでもビビル訳が無い。
そう、オレは少し慣れてしまったのだ。悲しいことに。
やれやれ、覚悟を決めねば。
そう思ううちにチャペンはドアを開けた。
その先は・・・。
チャペン「どうぞ、このスリッパを。それでないとタタミが悪くなるので・・・。」
確かになあ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?
おい。なんなんだ、この家は、外観は要塞で、中は和風か!?
冗談もほどほどにしてくれ!!いくらなんでもタタミは・・・。
チャペン「あのー。ホントに大丈夫でしょうか?血の気が引いていますよ。まさか、さっきのケガが・・・」
ちがう!!お前のすごい趣味に気が遠くなってるんだ!!
まあ、たしかにさっきの傷もきついよ…。はっきりいってここまで歩けただけでも奇跡だ。
「大丈夫だって。」
チャペン「とにかく、リビングへ行きましょう。」
はっはっは!!いってやろうか!!
って、おちつけ。だんだん自分がブラックになってる。
気をつけろ、気をつけろ。
チャペン「どうぞ。ここがリビングです。」
おっ、リビングはワリと普通だ。よかったよ~。(泣)
チャペン「ではそろそろ回復させたいと思います。」
そうか。しかし、どんな回復法だろう。
チャペン「仲間カイフ―ク!!」
おっ!!ホントに普通だ!!よかった。傷も治っていくよ!!
~ここから通常の視点に戻ります~
チャペン「どうでしょう?」
チャンス「ああ、カンペキ!!助かったよ!!」
チャペン「よかったですね。ではついでに僕の作った武器、一部見せたいと思います。」
チャンス「え!?見せるの!!(はあ、話がまともになったと思ったら・・・)」
つづく