第12話 「悲しき鉄のハウス」後編

ついに入るときが来たか。もう、鉄ばっかでもビビル訳が無い。
そう、オレは少し慣れてしまったのだ。悲しいことに。
やれやれ、覚悟を決めねば。
そう思ううちにチャペンはドアを開けた。
その先は・・・。

チャペン「どうぞ、このスリッパを。それでないとタタミが悪くなるので・・・。」

確かになあ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?

おい。なんなんだ、この家は、外観は要塞で、中は和風か!?
冗談もほどほどにしてくれ!!いくらなんでもタタミは・・・。

チャペン「あのー。ホントに大丈夫でしょうか?血の気が引いていますよ。まさか、さっきのケガが・・・」

ちがう!!お前のすごい趣味に気が遠くなってるんだ!!
まあ、たしかにさっきの傷もきついよ…。はっきりいってここまで歩けただけでも奇跡だ。

「大丈夫だって。」

チャペン「とにかく、リビングへ行きましょう。」

はっはっは!!いってやろうか!!
って、おちつけ。だんだん自分がブラックになってる。
気をつけろ、気をつけろ。

チャペン「どうぞ。ここがリビングです。」

おっ、リビングはワリと普通だ。よかったよ~。(泣)

チャペン「ではそろそろ回復させたいと思います。」

そうか。しかし、どんな回復法だろう。

チャペン「仲間カイフ―ク!!」

おっ!!ホントに普通だ!!よかった。傷も治っていくよ!!

~ここから通常の視点に戻ります~

チャペン「どうでしょう?」

チャンス「ああ、カンペキ!!助かったよ!!」

チャペン「よかったですね。ではついでに僕の作った武器、一部見せたいと思います。」

チャンス「え!?見せるの!!(はあ、話がまともになったと思ったら・・・)」

つづく

このページについて
掲載号
週刊チャオ第121号
ページ番号
16 / 20
この作品について
タイトル
光と闇の行方・・・
作者
しぐま
初回掲載
週刊チャオ第91号
最終掲載
週刊チャオ第122号
連載期間
約7ヵ月6日