第10話
は? 誰…?
???「んどーもっ チャミ~☆ちゃんよ!」
ポップ「あ、チャミ~☆さん!」
チャオリン「チャミー…って私まだあなたが誰だかわかんないし…」
チャミ~☆「違うわよ! チャミーじゃなくて、チャミ~☆!」
どっちも同じだろ?
ってか 何だよオマエ…第三者だろ?
チャミ~☆「さっきからず~っと 見てたんだけどね!」
見てたのかよ!!
チャミ~☆「なんていうかその…いいじゃないっ 帰らなくて☆ 私としても仲間が増えて嬉しいしー」
ポップ「ですよねっっ。さすがチャミ~☆さんですぅ~vv」
おいおいおいおいおい。
それでいいのかよ、それで。
チャコロ「すとおぉ―――っぷ!!」
あ、チャコロいたんだっけ…
何かイマイチ存在感ないな、こいつ。
チャコロ「チャミ~☆さん…あなた、このカオスの血がわかっていないようですね!?」
チャミ~☆「別にわかっていなくても生きていける気がする…」
チャコロ「ふっ…この私がじっくり教えてさしあげます…」
そりゃわかってなくて死んだら一大事だろ…
っていうか何なんだ? 何か俺また状況がよくのみこめないんだが…
ポップ「ビターさん ビターさん!」
ビター「へ?」
ポップ「チャコロさんの説明ってば長いんですよぉ~いまのうちにどっか隠れちゃいましょ♪」
ビター「あ・・そうだな」
ほとんどポップにひきずられるようにして、岩に隠れよーとした俺だったが…
そうはいかなかった。
チャオリン「ちょっと、どこいくつもり!?」
ポップ「隠れるつもりですぅー」
チャオリン「…許すわけないでしょ?」
…ま、当然だよな。
涙目のポップをなだめつつ、チャコロとチャミ~☆を眺める俺達3匹。
チャコロ「…で、あるからして」
チャミ~☆「……うるさーーーい!! あんたってば説明長い!!」
ぴこ―――んっ☆☆
突然、あたりに響く威勢のいいふざけた音。チャミ~☆が本気で怒ったらしい…
何だ…? ピコピコハンマー?
そして、足元には 大きなタンコブを作ったチャコロが…大丈夫なのか?
チャオリン「ちゃ、チャコロっ大丈夫―?」
チャコロ「ぱ、パワフルだったぜ…今度は…まけ…ねぇ…」
な、なんか口調違うぞ?
…コイツ、もしかして猫かぶりか・・?
チャミ~☆「チャオリンだっけ? …あんたも私がやっつけてあげるわ!」
チャオリン「はぁ!? 何言って……いいわよ、チャコロのかたきもあるし!」