第二十九話

ズガアアアアアン!!
再びΩウイングからレーザー砲が発射され、シグマ達を追いかけていたメタルチャオの大群はは消し飛んだ!

シグマ「よし、このまま外のメタルチャオはΩウイングが倒してくれる!!」
ジャンゴ「中に入るぞ!!」

シグマ達はダークベースの中に入っていた。


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第二十九話:決戦の時

シグマ達はメタルチャオから何とか逃げ切り、ダークベース内部に侵入することに成功した。今は赤いじゅうたんが敷いてある長い廊下を歩いている。
壁はレンガで出来ていて、その壁にはダークチャオの絵や死神を思わせるような絵も飾ってあった。
廊下は壁に火が点っているだけで少し薄暗い。

シグマ「少し先にに赤い扉が見えるな・・・・」

オミクロンがシグマの肩を叩いた。

シグマ「何だ?オミクロン。」
オミクロン「多分・・・あの扉の向こうに・・・ガーゴイルが・・・」
ザルメス「へ、変な冗談言うなよ・・・」
オミクロン「冗談じゃないよ・・・僕の体内の闇が共鳴しているから・・・」
シグマ「そういえば・・お前の属性は「闇」だったな。」
オミクロン「うん・・」

オミクロンは俯いていた。
そして、シグマ達は扉の前に着いた。すると、扉が勝手に開いた。

シグマ「行こう。」

シグマ達は中に入っていった。
そこはかなり広い部屋で、シグマ達から見て左側の壁には巨大なモニターがあった。
部屋の中央の床には結構大きい長方形が白い線で描かれており、その長方形の向こう側にガーゴイルやバトラーがいた。
しかしこの部屋も他の場所と同じように壁や床が黒く、少しだけ薄暗かった。

ガーゴイル「ようこそ。皆さんお揃いで・・・」
シグマ「く・・・」
ガーゴイル「ダイヤモンド・クリスター。他の者はどうしました?」

ガーゴイルは自分とバトラーともう一人いたチャオに話しかけた。

クリスター「来ないと言っていた。くだらないとの事だ。」
ガーゴイル「そうですか・・まあいいでしょう。」

クリスターについては今週のチャオ紹介参照です。

ガーゴイル「さあ、始めに戦うものは誰ですか?戦う者はそこの長方形の中に立ちなさい。」
バトラー「まずは俺が行く。」
シグマ「こっちは誰が行く?」
ケイン「俺が行く。」
エクサ「親父、気をつけろ!あいつは強いぞ!」
ケイン「ああ、見れば分かるさ・・」

ケインとバトラーは長方形の中に入った。

ガーゴイル「では、見物と行きましょうか・・・」

ガーゴイルがそう言うと、長方形の線の内側の空間が歪み始めた!!

ケイン「!?何だ?この長方形の線の内側だけ空間が・・歪んでいる!」
シグマ「あの長方形の中が・・・歪んで見えない!」

次の瞬間、長方形の内側の空間の歪みが止まり、ケインとバトラーはどこかに消えてしまった!
そして、壁のモニターに向かい合うケインとバトラーが映し出された!

シグマ「一体・・・何をした?」
ガーゴイル「二人を別の場所に移動させたのです。」
シグマ「何・・・?」

ケイン「ここはどこだ?」

ケインとバトラーは南の島の砂浜に移動していた。縦にも横にも相当広い。

バトラー「さあ、始めるぞ!!ケイン!」
ケイン「ぐっ・・・」


第三十話に続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第297号
ページ番号
43 / 52
この作品について
タイトル
~平和という名の終着点~
作者
アール
初回掲載
週刊チャオ第284号
最終掲載
週刊チャオ第302号
連載期間
約4ヵ月7日