第二十四話

ハルツは壁のボタンを押し、ワープマシンを床から出した。

エクサ「それじゃあ行くぜ!」

全員は一人ずつワープマシンに入ってワープしていった。


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第二十四話:GCAの基地


シグマ達はワープを終え、GCAの基地に着いた。シグマ達がワープしてきたのはとんでもなく広い大部屋だった。そして部屋の3分の2以上を軍のチャオが埋め尽くしていた。
今回はGCA、SCAI、MCAの全軍隊が揃っているようだ。GCAは黒い軍服、SCAIは革の飛行服、MCAは深い青色の軍服を着ていた。
シグマ達は並んでいる全軍隊の前にワープしてきた。大部屋はステージの無い体育館を想像すると分かるかもしれない。


エクサ「凄い人数だな、おい。」
ザルメス「そりゃあ全軍隊揃ってるんだ、半端な数じゃないだろう。」
フェザー「おい、静かにしろ!コバルトさんが話すみたいだぞ。」

シグマ達の横にコバルトも立っていた。コバルトの前にはマイクがある。

コバルト「GCA、SCAI、MCAの諸君、今回集まってもらった、その理由は諸君も推測できているだろう。
兼ねてのメタルチャオの襲撃、破壊行為により、現在襲われていないのはNTSの住宅地の一部、そしてダークシティのみだ。
襲撃された中で特にヒーローシティは壊滅的な被害だ。
さて、そろそろ本題に入る。今ワープしてきてもらったここにいるケイン殿、ハルツ殿を除いての5人は今まで単独でダークエンジェルズと戦ってきた勇気ある面々だ。
彼等の内シグマ、エクサ、フェザーの3人はダークエンジェルズの幹部の一人を倒したという多大な功績を挙げている。
そして我々は今回全軍を出動するのと同時に、ケイン殿、そしてこの5人に協力してもらう事にした。ハルツ殿にも武器制作の面で協力してもらう。」

シグマ「聞いてないぞ、そんなの。」
ハルツ「今更嫌とは言えんぞ。」
エクサ「まあそうだけどな・・・」

コバルト「では、彼らに向かって敬礼!」

ビシッ!!
軍の全員がシグマ達の方向を向き、敬礼した。

シグマ、エクサ、フェザー、ザルメス、スプラ「(^^;」

コバルト「今ジャンゴ殿がこの基地に到着したそうだ。もうすぐここに来る。」
ケイン「なんだ、ガチガチもくんのかよ・・」

結構大きい声でケインが言った。

ケイン以外「・・・・・・・・・・・・・・・・・・(額に汗」
ケイン「ん?どうした?皆、シーンとしちゃって。」
エクサ「親父・・・・後ろ。」
ジャンゴ「ガチガチで悪かったな、ケイン。」
ケイン「なんだ、居やがったのか、ガチガチ堅物。」
ジャンゴ「(こいつ・・・・外に追い出してやろうか・・・)」

ジャンゴはいつの間にかケインの後ろにいた。
因みにこの大広間の入り口は二つあって、1つが大きい扉、もう1つは今シグマ達が立っている所の後ろにある普通のドアだ。
ジャンゴは普通のドアから入ってきた為、シグマ達は気付かなかった。

ジャンゴは今週のチャオ紹介に追加しておくのでそれを参照です。

ジャンゴ「じゃあ私が話すとしよう。」
コバルト「お願いします。ジャンゴ殿。」
ジャンゴ「えー、我々は、あさって<ダークエンジェルズの基地に突入する。
突入するのは現在分かっている中で最も巨大な基地、名づけてダークベースだ。」
フェザー「父さん!あさってまで俺達はどうするんだ?」
ジャンゴ「お前達はあさってまでここの基地に泊まってもらう。トレーニングジムなどは自由に使ってもらってかまわない。」
フェザー「ふーん。」

ジャンゴ「さあ、大体の説明を終えた所で解散する。では、解散!」

ジャンゴがそう言うと並んでいた軍の隊員達は並んで大きな扉を通り、どこかに行ってしまった。

ジャンゴ「さあ、私達も行くぞ。」
シグマ「はい。」

シグマ達は後ろにあった普通の扉を通って大部屋を後にした。

そして、これが、シグマ達の果てしない戦いの始まりとなる・・・

第二十五話に続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第293号
ページ番号
36 / 52
この作品について
タイトル
~平和という名の終着点~
作者
アール
初回掲載
週刊チャオ第284号
最終掲載
週刊チャオ第302号
連載期間
約4ヵ月7日