第二十五話
ジャンゴ「さあ、大体の説明を終えた所で解散する。では、解散!」
ジャンゴがそう言うと並んでいた軍の隊員達は並んで大きな扉を通り、どこかに行ってしまった。
ジャンゴ「さあ、私達も行くぞ。」
シグマ「はい。」
シグマ達は後ろにあった普通の扉を通って大部屋を後にした。
そして、これが、シグマ達の果てしない戦いの始まりとなる・・・
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第二十五話:決戦への準備
シグマ達が大部屋から出て五分以上が経過していた。シグマ達は先程から長い廊下をずっと歩き続けている。
エクサ「まだ着かねぇのか?」
フェザー「俺達の部屋はこの先らしいぜ。」
シグマ「どうやらもうすぐのようだな・・・」
いつしか廊下は両端にドアが立ち並ぶようになり、あるドアの前でジャンゴは立ち止まった。
ジャンゴ「さあ着いたぞ、ここがお前達の部屋だ。」
そう言うとジャンゴはドアを開けた。
シグマ「広いな・・・・」
エクサ「おおー!!」
部屋の中は広く、ドアから見てすぐ右には豪華な二段ベッドが二つ並んでいた。
そのベッドの向こう側にソファー、ソファーーの正面には巨大なテレビがあった。
部屋の一番奥はトイレになっているようだ。
ジャンゴ「スプラとハルツ殿にはもう1つずつ部屋を用意してある。来てくれ。」
スプラ「あ、はい。」
ハルツ「うむ。」
スプラとハルツとジャンゴは部屋を出て行った。
ケイン「寝るスペースが1つ足らん・・・・」
エクサ「親父はソファーで寝ろ。」
ケイン「む・・・むぅ・・・仕方ない、分かった。」
フェザー「さて、どうする?」
シグマ「とりあえずジャンゴさんが帰ってくるまで待とう。」
数分後・・・・・ジャンゴはシグマ達の部屋に戻ってきた。
ケイン「おう、戻ってきたか。」
ジャンゴ「ではこの後の説明をするとしよう。ダークエンジェルズの基地には明日戦艦で突入する。
明日までお前達にはこの部屋で過ごしてもらう。出発時刻は明日の12時だから、10時には起きて準備しておけ。
一応10時半には起こしに来る。」
ケイン「分かった。」
ジャンゴ「では私は戦艦の最終調整に入る。また明日会おう。」
ジャンゴは部屋から出て行った。
エクサ「さて、どうする?」
シグマ「どうすると言われても・・・・」
フェザー「テレビ見よ。」
フェザーはベッドの上においてあったリモコンを取り、テレビを点けた。
数時間後、もう夜になっていた・・・・・
フェザー「ギャハハ!踊るさ○ま御殿最高ー!!」
エクサ「ZZZZZZ・・・・」
エクサはもう寝ていた。
シグマ「まだ早い気もするが寝るか。やる事もないし。」
コンコン!ドアを誰かがノックした。
シグマ「誰だ?」
シグマはドアを開けた。
SCAIのチャオ「よう!フェザー!」
フェザー「なんだ、お前か。」
シグマ「知り合いか?」
フェザー「ああ、SCAIの同僚だよ。」
シグマ「そうか。」
SCAIのチャオ「お前らが暇だろうと思って遊びに来てやったぜ。更にGCAの噂も教えに来てやった。」
ザルメス「噂とは?」
SCAI「話すぞ。今日GCAの奴から聞いたんだが・・・コバルトさんっているだろ?
GCAの奴がコバルトさんの部屋の前を通りかかった時、コバルトさんの部屋の中から呻き声が聞こえたんだってよ!」
ケイン「ほおー。何かありそうだな、コバルトの奴。」
シグマ「何か病気でも抱えているのでは?」
ザルメス「何か秘密がありそうだな・・・・」
SCAIのチャオ「まあさっきこんな噂を聞いたからコバルトさんと知り合いのお前らに教えておきたいと思ってな。ま、誰かが作ったウソかもしれないから深く信じすぎない事だな。」
そう言うとSCAIのチャオは部屋を出て行った。
シグマ「俺は寝る。」
ザルメス「ミートゥ。」
エクサ「ZZZZZZZ・・・・」
フェザー「む・むぅ・・・じゃあ俺も寝るか。」
ケイン「俺も寝る。」
全員は眠りに着いた。
スプラ「ZZZZZ・・・・」
スプラは既に寝ていた。
―戦艦が収容してある部屋―
研究者「あれ?ここはどうやるんだ?」
ハルツ「ああ、そこは複雑だからな。ここをこうして・・・」
研究者「おお!なるほど!」
ジャンゴ「博士。どうだ?」
ハルツ「ああ、もうすぐ全てのチェックが終わる。」
ジャンゴ「そうか。では後は頼む。」
ジャンゴ、ハルツ達は戦艦の最終チェックをしていた。
―ダークベース―
ガーゴイル「くくく・・・・明日が楽しみですねぇ・・・」
ガーゴイルは超能力が使える為、明日シグマ達がダークベースに来る事も分かっていた。
第二十六話に続く