第二十話
シグマは二段ベッドの下から顔を出し、怒っていた。
シグマ「もういい!俺は寝る!」
シグマは怒りながら寝た。てか怒りながらなんて寝れるのか。
エクサ「スネちゃった・・・俺も寝よ。」
二人は眠りに付いた。
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第二十話:過去の記憶
現在時刻、5:27 二匹が眠りに付いてから一時間半が経とうとしていた・・・
エクサ「おいシグマ、起きてるか。」
シグマ「起きてるよ・・・お前のせいで全然寝れてねぇよ・・・」
シグマもエクサも寝れていないようだ。
エクサ「俺がさっきこの家に来た時にお前が何で場所が分かったんだって聞いたよな。」
シグマ「ああ。」
エクサ「俺がジイサンの家でシグマと初めて会ったときからお前は自分の前住んでた家がどこにあるかなんて一言も言ってねぇ。」
シグマ「やはりそうか・・・言った記憶が無かったから変だとは思った。!?じゃあ何でお前は俺の家が分かった?」
エクサ「オイオイ、まさか忘れたんじゃねえだろうな!?俺たちは昔強盗を倒した事があっただろ!?」
シグマ「!!お前も覚えていたのか!まさかとは思ったがな・・」
シグマは寝ていた体を起こし、ベッドの上に顔を覗かせた。
エクサ「忘れるわけねぇだろ!あの後も強盗と戦う事なんて一度も無かったからな!」
シグマ「そうか・・・話は変わるが、これからどうする?」
エクサ「やっぱり戦わないでいると体が鈍るからな!平和にのんびり暮らすのは性に合わねぇ!」
シグマ「お前も俺と同じか・・・お前が9年も前の事を覚えていたのには驚いた。
昔友達だった奴がその事を覚えていてくれたのを知った、それだけで一緒に差別の壁も破れる気がし・・・」
バシッ!
エクサはシグマの頭を引っぱたいた。
エクサ「話が長げぇんだよ、バカ!」
シグマ「この野郎・・・!?マイティソードが?」
シグマが枕元に置いていたマイティソードが突然光り始めた!
シグマ「新しい属性か!?」
シグマはマイティソードを普段しまっているケースからマイティソードを引き抜いた。
ケースからマイティソードを抜き終わると同時に、マイティソードの刃の部分が炎に変わった!!
シグマ「炎のマイティソードか・・・」
エクサ「おお!やったな!」
シグマ「よし、明日もメタルチャオが襲って来るかも知れない。寝るとするか!」
エクサ「ああ!」
シグマはマイティソードを元の普通の剣に戻し、ケースにしまった。
エクサ「明日から復活だ!!」
シグマ「zzzz・・・」
エクサ「って速!!」
二匹は今度こそ眠りに付いた。
来週、シグマとエクサが復活!!
第二十一話に続く