第十八話
フェザー「くそ!二人も居ないと流石にきつい!」
ザルメス「三本角とはいえ16体もいると面倒だ!」
フェザー「必殺技は使うな!まだ別の場所に14体いる!」
フェザーとザルメスは三本角16体と戦っていた。
二匹はメタルチャオ16体に囲まれ、かなり不利な状況だ。
ザルメス「(くそっ・・いま残りの14体が来たら確実にやられる!)」
フェザー「何とか耐えろ!そのうちGCAが助けに来るはずだ!」
フェザーとザルメスはこのピンチを切り抜けられるのか!
そしてシグマとエクサは再び立ち上がることができるのか?
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第十八話:最強のマグナム使い、ケイン!
さて、十八話はエクサ側からスタートです。
エクサは家の中に入っていった。中は玄関からいきなりゴミ袋やら段ボール箱が置いてあり、汚く見える。
エクサは廊下を進み、リビングに入った。
エクサ「おっす。久しぶりだな、親父。」
ケイン「エクサじゃねえか!何年振りだ?しかし、ハルツ博士の所に行った時はトゲが伸びきってなかったてのに、変わったもんだ!」
ケインについては今週のチャオ紹介参照です。
リビングもまた散らかっていた。ケインが見ていたテレビからケインが座っているソファーまでの間に、沢山のゴミが散乱していた。
やはり中年のオヤジの一人暮らしだと自然と部屋が散らかるものなのか。
リビングの場所は玄関から真っ直ぐ歩けば着く。つまり一直線上にあるという事だ。
エクサ「散らかってんな。全く。」
ケイン「気にすんな!」
エクサ「これは・・・」
エクサはテーブルの上に置いてあったケインの武器、G・マグナムを手に取った。
ケイン「おい、触るんじゃない、昔お前がそれを俺が居ない内に撃って両手を脱臼したのを忘れたか?」
エクサ「そんなこともあったっけな・・・」
この話については読みきりの所に掲載します。
エクサ「さて、そろそろ行くか・・・」
ケイン「もう行っちまうのか。どこに行くんだ?」
エクサ「ダチの家だよ!」
ケイン「そうか。それじゃあまた・・」
ドカァァン!
ケインの家のドアが突然吹っ飛んだ!
エクサ「メタルチャオか!」
ケイン「この野郎・・・人ん家のドアをぶち抜きやがって・・」
メタルチャオは20体程いて、全員4本角だった。
ケイン「エクサ!お前はそのダチの所に行け!こいつ等全員俺がぶっ潰す!」
そう言うとケインはテーブルの上に置いてあったG・マグナムを取り、四本角に撃った!
バキュウウン!!
四本角「ビ・ビビビ・・・」
四本角のメタルチャオはG・マグナムの弾を一発食らっただけで倒れた。
エクサ「どこから出るんだよ!」
ケイン「二階の窓から屋根を飛び移って逃げろ!」
エクサ「わ、分かった!」
エクサはリビングを出てすぐのところにある階段を上り、二階に行った。
エクサ「親父、任せたぞ!」
そう言うとエクサは二階の部屋の窓を開け、外に出て行った。
―シグマサイド―
シグマは叔父の家の中に入り、自分の部屋に入った。
シグマ「これからどうするかな・・・」
シグマはそう言いながら、自分の部屋の二段ベッドの上に登り、仰向けに倒れこんだ。
なぜシグマ一匹の部屋なのに2段ベッドなのか。それは昔叔父が福引で当てたベッドをそのまま使っているからである。
シグマ「叔父さんも随分前に死んだよな・・・」
シグマはベッドに寝っ転がりながら昔の事を思い出していた。
―フェザー、ザルメスサイド―
ザルメス「畜生!そろそろやばいぜ!」
フェザー「ぐぅ・・」
ザルメスとフェザーは未だに戦い続けていた。メタルチャオの数は9体まで減ったが、メタルチャオの集中攻撃を受け二匹ともボロボロだ。
ザルメス「やっぱり三本角でも一気に10体以上を相手にすると厄介だ・・」
GCAのチャオ「大丈夫かー!」
フェザー「く・・やっとか!」
ザルメス「何とかセーフだな。」
GCAのチャオが助けに来た。20匹ほどの数が居る。
GCAのチャオ「喰らえ!最新鋭の武器、ビッグバン!」
GCAのチャオ達は持っていた銃を合体させ、巨大な大砲を作り出した!大砲はGCAのチャオ全員で担いでいる。
三本角「!!」
GCAのチャオ「発射!」
ドガガガアァァァン・・・
メタルチャオは全員まとめて消し飛んだ!大砲の弾は地面を大きく削った後、消滅した。
フェザー「ザルメス、帰るか。」
ザルメス「おう。」
ザルメスとフェザーは帰っていった。GCAのチャオは北部で戦っているGCAの中隊を援護する為、北部へ向かった。
第十九話に続く