第十五話
ザルメス「はぁ、はぁ。」
シグマ「あれだけの威力だ。疲れないわけが無い。」
フェザー「他の場所でもメタルチャオが暴れてるはずだ、行こう!」
?「お前らにはここで死んでもらう。」
シグマ「誰だ!?どこにいる!」
シグマ達に話しかける者は誰なのか!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
第十五話:戦慄の五本角(ファイブホーン)!!
?「ここだ。」
シグマ「!皆、あそこの家の屋根の上だ!」
?はシグマ達から見てすぐ後ろの家の屋根の上に立っていた。?は屋根から降り、シグマ達に近寄ってきた。
シグマ「五本角だと!?」
?「俺の名前はバトラー。メタルチャオの王だ。」
エクサ「つまり最強ってことかよ・・」
?→バトラー「さて、長々と話すのは嫌いだ、始めようか。」
フェザー「く・・・」
バトラーについては今週のチャオ紹介参照です。
シグマ「ここはあまり広くない、場所を変えよう。」
バトラー「いいだろう、どうせ戦うなら広い場所の方がいい。」
シグマ達、そしてバトラーは市街地のほうに飛んでいった。
シグマ「(よし、これで住宅地のチャオは被害を受けない。)」
バトラー「あそこがいいだろう。」
バトラーは市街地の大通りに降りていった。
大通りの両端は壊れた車で塞がっていた。道の横に並んでいるビルなどの建物はガラスが割れ、破壊されていた。
メタルチャオも沢山おり、ビルなどを破壊している。
角の数はバラバラだ。
エクサ「メタルチャオだらけじゃないか・・・」
バトラー「俺が今ここに居る全てのメタルチャオにお前らを攻撃しないように命令した。これでいいだろう。」
シグマ「ああ。」
バトラー「さて、舞台は整った、来い。」
ザルメス「ぐ、少し疲れてるがこの際こんな事言ってられん!全力で行く!」
ザルメスはバトラーに走っていった。
ザルメス「喰らえぇぇ!!」
バトラー「甘い。」
ザルメスは右手で思い切りパンチを打ったが、バトラーに片手で止められた。
ザルメス「んな!?俺のパンチを片手で!?」
バトラー「その程度か。今度は俺の番だ!」
バトラーは左足でキックを繰り出した!
ザルメス「は、速い!!ぐおぉ!」
ザルメスは腹に思い切りキックを喰らった。ザルメスは吹っ飛び、その場に倒れた。
バトラー「どうした。他の3匹もかかって来い。」
シグマ「行くぞ!エクサ、フェザー!」
シグマ、エクサ、フェザーの3匹もバトラーに向かっていった。
エクサ「おら!」
フェザー「はぁ!」
エクサはキック、フェザーはパンチを同時に打った!
バトラー「遅い!」
バトラーはパンチとキックを軽くかわし、2匹に両手でパンチをした。
フェザー「ぐはっ・・・」
エクサ「ぐぐ・・」
2匹はもろにパンチを喰らい、バトラーの手から離れ、バトラーのすぐ近くに倒れた。
シグマ「これならどうだ!スワローシュート!!」
シグマはバトラーから5mぐらい離れたところからスワローシュートを放った!
バトラー「バスタードホーン!!」
バトラーは額の角にエネルギーをまとい、凄まじいスピードでスワローシュートに向かって突進していった!
バトラー「この程度のエネルギー弾で俺を倒せるとでも思ったか!」
バトラーはいとも簡単にスワローシュートを破り、そのままシグマに向かっていく!
シグマ「!!しまった・・・」
バトラー「喰らえ!!」
シグマ「ぐああ・・」
シグマはとっさに避けたため、直撃はしなかったが、右腕に角がかすり、出血した!
因みに戦い始めてからここまで23秒。速い。
エクサ「くそ・・・!!」
バトラー「まずは貴様から止めを刺してやろう。」
バトラーはいつの間にかエクサの目の前にいた。左腕が刀に変わっている。
エクサ「おい、バトラー、お前にはチャオを殺す罪悪感が無いのかよ!」
エクサは立ち上がりながら言った。
バトラー「そんな感情、あるものか。あったとしてもサイボーグになる前だ。」
エクサ「でもサイボーグになる前は罪悪感もあったかもしれないんだろ!?優しさもあったんだろ!?心臓の音もしてたんだろ!?昔を思い出せよ!」
バトラー「フン、つまらん戯言を。昔の事など覚えているものか!」
エクサ「お前は昔優しかったかも知れないんだろ!?いや、優しかったはずだ!目を覚ませー!!!!」
バトラー「!!!」
バトラーはどうしたのか!?
第十六話に続く