第一章 第二話 「仲間」

~あらすじ~
光と闇が戦って、闇が勝利した11年後。勇気と希望のあるチャオが闇と戦い光が勝った。
ある日、雷が部屋に落ちて、「サンダー」と言う闇のチャオが来て、ウォークの大親友のバル達が、サンダーの水晶玉の中に閉じこまれてしまった。
3週間以内にサンダーのいる場所にたどり着かないと、バル達は何をされるかわからない。
バル達を救うため、ウォークが歩き始めたと言う。


ウォーク「・・・・って、どこだよ~~~~~!!」

町の真ん中でさげぶウォーク。
確かに、サンダーの居場所と言っても、わからない。

ウォーク「チェ~・・・・・」

ドン!
誰かにぶつかったみたいだ。

ウォーク「ってぇ・・・!」

???「誰だお前?ここらへんでは見かけない顔だなぁ」

ウォーク「そんな事いいから、お前誰だよ!」

???「は?普通はお前から名乗るのが普通じゃない?」

ウォーク「~~~~~~っ!!俺はウォークだよ!テメェ誰だ!」

???「クッ。俺はカイだ。俺は勇気と希望あふれる男だ!!」

ウォーク「(ナ・・・ナルシストッ!?)」

カイ「お前どうした?腹すいてるみたいだけど・・・」

ウォーク「あぁ・・・前、サンダーっつーヤツが、来て、仲間をさらって行ったんだ。・・・で、ココまで来た」

カイ「・・・・大変だな。付き合おうか?」

ウォーク「え・・・?」

ウォークはびっくりした。世の中にはこんなヤツもいる。
こんなヤツは初めてだ。他人なのに・・・

カイ「ヘヘ・・・俺、あの有名な戦士にあこがれてたんだ・・・」

ウォーク「へー・・・(俺だけじゃなかったんだ)」

カイ「いい機会だな。で、どこ行くんだ?」

ウォーク「それがーー・・・・」

数分後・・・・

カイ「えぇ!?わかんないの!?」

ウォーク「うん」

カイ「どうするんだよ・・・そうだ!俺んちにあの戦士のチャオの古本があるんだ!そこで見ようよ」

カイの家にむかったウォーク達。
そして・・・・

カイ「これこれ♪」

見つけたようだ。
パラパラとページをめくったら・・・・

ウォーク「・・・ん?オイ見ろよ!これ」

カイ「どれどれ・・・・・・」

二人が見たページはサンダーの居場所ではないか・・・!!

カイ「でもよー、もう壊されてるんじゃね?100年前だしー」

ウォーク「行って見なきゃわかんないだろっ!?」

ウォークは本気で言った。

ウォーク「俺の大親友がいるんだよ・・・俺は本気なんだ!」

カイ「ゴメン・・・・」

ウォーク「とにかく行ってみようよ」

カイの家を出た二人。

カイ「聞くけどさ、武器とかないの?」

ウォーク「確かに・・・・」

カイ「俺、武器屋知ってるぜ?行こうか」

カイの知っている武器屋に行った。
でも、その武器屋は外から見ると超ボロッちぃ。
ガガガ・・ガラ!

ウォーク「おぉおおお!!」

カイ「フフフ・・・すごいだろ!これ、俺のジィがコレクション(?)みたいに集めてたんだ」

すごく色々な武器がならべてある。
その中で、ウォークが一番目につけた物があった。

ウォーク「これ・・・イイ!」

それは、切れ味の良さそうな剣。剣の先もキリッとしている。

カイ「ああそれ?ジィが大切にしてた物さ。いい切れ味だよ」

ウォーク「へ~~~」

カイ「・・・・・・・・あげようか?ソレ」

ウォーク「へ!?な・・・なんで!?ジィが大切にしてた物なんだろ!?」

カイ「いいよ。お前、友達思いだし・・・仲間のために必死だし・・・」

ウォーク「カイ・・・・・・・」

数時間がたち、やっと武器屋から出てきた。
出てきたらすごいまぶしい光をあびた。

ウォーク「バル・・・待ってろ!今すぐ行くから・・・!絶対、救ってみるから!」

光との誓いを破るわけには行かない・・・命をかけても・・・!
カイの仲間も増えたし・・・勇気が少しわいた気がする。

今日で1日がたった・・・
あと・・・20日で救わないと・・・!!


続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第166号
ページ番号
2 / 4
この作品について
タイトル
HARD−光と闇−
作者
チャンポン(チャックル,HARD)
初回掲載
週刊チャオ第166号
最終掲載
週刊チャオ第167号
連載期間
約8日