第一章 第一話 「闇が再び・・・・」

昔の昔、光と闇の戦いがあったころ・・・光は闇の強さに負け、10年間ほどのっとられていたのだ。
11年目、勇気と希望のある、とあるチャオが一人いた。
生きては帰れないと言う森の奥に、勇気のあるチャオが立ち向かった。勝利を収めたチャオは今だに有名で、名も知らないチャオもいなほどだ。

○月△×日・・・午前10時30分。

先生「これが、勇気と希望あふれる戦士です。ちゃーんと覚えるんですよ?」

今は、郊外学習に来ている。先生が言っているのは、さっき言った勇気と希望のチャオだ。
先生は戦士の銅像を見て言っている。

ウォーク「すぅっげぇ~!俺もこんなんになってみたいな~~」

バル「バカな夢はやめとけウォーク!もう闇は消えて、光だ!悪が来るわけがない・・・」

ウォーク「なんだよガリ勉野郎!お前に俺の気持ちが分かるもんか!」

俺はウォーク。一応、強さと運動神経には自信がある。
そして、お隣のガリ勉野郎、バルだ。俺の大親友だ。でも、俺も夢をジャマするヤツだ。

ポツ・・・ポツ・・ポツ・・
どうやら、雨がふって来たようだ。

先生「あ!ホラホラ皆さん、部屋の中に入りなさい」

先生は近くの部屋を借りているので、皆そこに入った。
だが、部屋の外の周りには、あまり・・いや、全然チャオはいないし、家も立っていない。

ウォーク「うわ!どんどんひどくなっていくじゃん!」

ゴロゴロゴロ・・・ドカーーーーーーーーーーーーン!!!
なんと!部屋の中に、雷が落ちてきた。
ここの村に、あの闇からずっと落ちてきた事もない雷が・・・

チャオ達「うわぁぁぁあああああ!!」

パラパラパラ・・・
天井がボロボロに突き抜けていた。

ウォーク「・・・・っと。バル!?バル!?」

ウォークが目覚めた後には、バルの気配も・・・他のチャオ達の気配もなかった。(先生も)

バシュウウウウウウウ!!!!
奥からビリビリっと静電気のような気配が感じる。

ウォーク「な・・・なんだ!?」

ウォークが振り向いた後には、水晶玉のような玉を持っている、♂チャオがいた。
バチバチバチバチッ!

???「やっと・・・抜け出したゾ・・ずっと待っててよかったよ」

ウォーク「お前はだれだっ!」

???「俺はサンダー。あの闇から100年ずっと待ち続けてきたんだ!雷が落ちるかをずっと・・・!」

ウォーク「はっ!?・・・つーか、俺の友達やバルは!?(先生も!)」

サンダー「あぁ・・・ソイツ等はこの水晶玉の中だよ・・・お前だけ中に入りそびれたんだな・・・ハハ、命拾いしたね」

ウォーク「クソ!バル達は返せ!!!」

サンダー「うるせぇ!お前も水晶玉の中に入れてやる!」

サンダーは手を出して、雷玉みたいのを手にためている。

ウォーク「・・・・なっ!」

サンダー「サンダーブレイス!!!」

ドカァアァアアアアア
ふっとぶような勢いで雷玉が来る。

ウォーク「ッチィ!」

ウォークはジャンプしてギリギリ避けた。

サンダー「フン!すばしっこいヤツだ。まぁ・・・入れたとしても面白くないなぁ・・・」

ウォーク「なっ・・・次はなんだよ!」

ウォークの心臓はバクハツするようにドキドキしている。息もできないみたいに・・・

サンダー「お前・・・3週間までにコイツ等を取り戻すんだ。取り戻せなかったら・・・コイツ等に何があっても知らないぞ?」

ウォーク「お・・・オイ!どうするつもりだよ!」

サンダー「さぁ?俺がいる所までにたどり着けば・・・」

ウォーク「たどり着けば・・・?」

サンダー「どうするかな。じゃあ・・・3週間以内に来いよ。待ってるぜ」

サンダーはニヤッと笑い、瞬間移動で水晶玉と一緒に消えた。

ウォーク「・・・・・・・・・・」

ウォークは唖然とした顔でだまっている。

ウォーク「さっきのは・・・闇・・・」

・・・・・雨がやんだようだ。光が照っている。
ウォークは立って、光に誓ったように言う。

ウォーク「俺、絶対にバル達を救ってみせる・・・・!!」

光と誓ったその時、ウォークは目をキリッとさせて歩き始める。
仲間達を救うために・・・!!


続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第166号
ページ番号
1 / 4
この作品について
タイトル
HARD−光と闇−
作者
チャンポン(チャックル,HARD)
初回掲載
週刊チャオ第166号
最終掲載
週刊チャオ第167号
連載期間
約8日