第１話Dream 夢 ページ3

３人は謎のダークカオスの男が出したワープホールに吸いこまれたのだ・・・。

ゴール「ん・・・」

？？？「君・・・大丈夫？」

ゴール「え・・・？」

うっすらと目を開けると、そこにはテイルスチャオの女の子がいた。

俺はどこかの民家のベッドに横たわっていた。

レイ「あ、ごめんなさい・・・びっくりしたよね。私はレイ。君は？」

ゴール「俺は・・・ゴール。君が助けてくれたのか？」

レイ「そう・・・言うのかな。お花をつんでいたら、急にあなたが私
　　　の前に倒れていたの。ずいぶんホコリだらけだったから・・・
　　　誰かとケンカでもした・・の？」

そう言われたら、脳裏にアイツの顔が浮かんできた。

ツヤクロで、ダークカオス。何より目つきが恐ろしくて・・。

あれは悪魔かと思うほどに・・・。

・・・ミックスとベリ子はどうしたのだろうか。

俺の様に生きていてくれるといいのだが・・・。

レイ「ゴール君？どこか打ったの？大丈夫？」

ゴール「あ、うん。俺は・・・大丈夫。それより、俺と同じくらいの
　　　　女の子２人見かけなかった？エミーチャオと、オリジナルチャ　　　　オの・・・・」

レイ「ううん・・見なかったわ。ゴール君のお友達なの？一体何が」

ゴール「いや、何でもないんだ。・・・なんでも」

やっぱり・・・。ここはきっと、俺たちの世界じゃないんだ。

レイ「そう言えば・・・あなたに近くに、これが落ちていたわ。」

ゴール「え？」

これは・・・ミックスのオルゴール。

レイ「これ・・・あなたの？」

ゴール「いや・・・でも俺の知り合いのだと思う・・・。」

レイ「ねぇ・・・何があったの？何か力になれるかは分からないけど、
　　　できるだけのことはしたいの・・・。」

ゴール「・・・それが・・・」

俺はすべてのことを話した。男のことも、ミックスも、ベリ子のこと。

そしてこのオルゴールのこと、そして・・・俺達の世界のこと。

レイ「そう・・・そんなことが・・・。でも、残念ながら、ここはゴー　　　ル君達の世界じゃないわ。
　　　ここは・・・時が止まってるの。忘れ去られたプレーンだわ。
　　　人からは・・「光のプレーン」と呼ばれているけど。

ゴール「・・・プレーン？」

レイ「プレーンは世界のこと・・・簡単にいえば次元が違う世界ね。
　　　それぞれのプレーンにそれぞれの族が住むの。　　　　　　　　　　　ゴール君達のプレーンは、きっと物質プレーンね。」

*続く*