【6話】

ここは、ごく普通のチャオガーデン。

また、いつもと同じ景色が続く。

カーン!カーン!カーン!

まだ朝。大きな音がひびく。

チョニック「ん~、ムニャムニャ。うるさいチャオ。」

チェイルス「あ、起こしたチャオ?」

チャドウ「その音では誰でも起きるチャオ。」

土や生コンを用意して、土地を固めているようだ。

チョニック「何やってるチャオ?」

チェイルス「エヘヘ・・・。実はね・・・」

チェミー「なんだか、ガーデンを広くしてるみたいチャオ!」

チェイルス「ウン・・・チョニック、昨日、ガーデンがせまいって、言ってたチャオ・・・。」

チョニック「ああ、それが?」

チェイルス「だから、思いっきり走れるように、広くしようと思ったチャオ・・・。」

チョニック「マジチャオ!?チェ、チェイルス、お前最高チャオ!」

チェイルス「エヘヘ・・・チョニックは僕の憧れだからさ、元気に走り回る姿、見たかったチャオ。」

チャオにしては、慣れた手つきで土地を広げている。

実際、チャオガーデンは浮いているので、重力がかかるのか、地面を作るのは難しくない。

チャッコー「グガァ~~、グゴゴ~~。」

まだ寝てる(笑)

チャドウ「起きろ、ロン毛チャオ。」

チャッコー「ンガ・・・な、なんだとっ!?」

パンチを繰り出した!チャドウは素早くよけた。

チャドウ「やるチャオ?」

チャッコー「やんのかチャオー!!」

チャドウ「シャドパパの技、ホーミングアタック!!」

チャッコー「ナコパパ直伝、トルネードナックル!!」

チャドウは、ジャンプして、クルっと一回転したと思うと、そのまま地面に落ちた。

チャッコーは、体と腕をまわしながら、殴りかかったが、目が回り、そのまま倒れた。

チョニック「ハッハッハッハ!なんだそりゃっ!!」

チャドウ「ま、まだ早かったチャオか・・・。」

チャッコー「目、目が回るチャオ~・・・。」

チョニック「よく見ろチャドウ!これがホーミングアタックチャオ!」

チョニックは、50cmほどジャンプしたと思うと、素早く回転し、前へ突進した。

チャドウ「す、スゴイチャオ!!」

チャッコー「(俺には関係ないか・・・(涙))」

チャドウ「くっ、練習するチャオ!」

チェミー「チョニック、あんた、いつの間にできるようにチャオ・・・。」

チョニック「夜中、ソニパパと必死に練習したチャオ。」

体が傷だらけなのが、チェミーにはよくわかった。

こうして、また一日終わった。

【日記】
チェイルスっていいヤツチャオ・・・。泣けるチャオ!
それに、皆にいいとこ見せられたチャオ!
夜中に、何度も何度も、ソニパパと練習したかいがあったチャオ。
最初は、高いジャンプすらできなかったチャオ・・・(汗

チョニック

このページについて
掲載号
週刊チャオ第198+大晦日号
ページ番号
6 / 12
この作品について
タイトル
ゴク普通チャオ日記
作者
雷神(プラズマ)
初回掲載
週刊チャオ第197号
最終掲載
週刊チャオ第199号
連載期間
約15日