5+後書き(終)
無事、学校から出られた俺は、
警察に詳しい話を聞いた。
スーは知性が恐ろしく高く、
未来を予知する能力を持っていたのを聞きつけ、
膵臓ガンが進んでいたのを知っていた、
校長がスーと手を組んだのだという。
サヤカもそれに巻き込まれたというわけだ。
―よー君。ごめんね。騙してしまって。
警察に手錠をかけられたサヤカは俺に言った。
―サヤカ。最後に一つききたい。何でスーを撃った?
サヤカはとまどいながら笑って言った。
―分かってくれないの?でも、いいよ。それでも。
そして、やがて警察に連れて行かれて行くサヤカを見て、
ふと考えた。
そして、考えついた自分なりの考えをまとめ上げ、
一言にして、サヤカに叫んだ。
―待ってやるからな!戻ってこいよ!
サヤカは笑ったままだった。
そして、車に乗り込んだ瞬間、泣き出していた。
俺には見せたくない涙だろう。
俺は踵を返し、学校に戻っていった。
今度こそ、つまらない、その学校に。
終わり。
「後書き」
つまらねー学校以上に、つまらねー話ですね。
まぁ、10話くらい連載として考えていたものを、
短編にしちゃぁねぇ。
で、何でサヤカはスーを撃ったのかはご想像にお任せ♪
読んでくれてありがとうございました!
りょーちゃ。