16

紅黒梓「やばかった…ついいつもの口調で(何」
フレイヤ「つか何でアンタそこにいんの」
紅黒梓「え?そりゃアナタが登場しないから私が出してあげてるのサ♪さあうやm」
ぐしゃり。
フレイヤ「なーにが『敬え』だ、大体アンタのせいでワタシが出てこないんじゃない、早く出してよ」
紅黒梓「うぐ…そ、そんな事言ったって…暫く待って下さい」
フレイヤ「暫くっていつまで?」
紅黒梓「勿論リリカを連れて帰って来るm」
げしっ
フレイヤ「遅っ!どんだけ待たされれば気が済むのよー!」
紅黒梓「に…2回目……分かったよ、じゃあ何か考える…」
フレイヤ「早くしてよね?」
紅黒梓「はい……これでやっと開放される…(ぼそぼそ」
フレイヤ「ん?何か言った?」
紅黒梓「いえっ、何も!」
たたた(逃
フレイヤ「あ、行っちゃったよ。まぁいいや、じゃ本編どーぞ」


ナゾナゾ「どうですか?答えは分かりましたか?」
ナゾナゾはそんなことを聞いてきますが、勿論誰も答えは分かりません。
ニコニコ「うーん…もう1つヒント下さい!」
このまま考えていても、何も浮かばないので、とりあえずヒントを聞きだしてみることにしました。
ナゾナゾは少し首をかしげて、「そうですね」と呟きました。
ナゾナゾ「GHQの最高司令官は『マッカーサー』です」
プンプン「マッカーサー?誰だ?それ」
ヒントがよく分からない内容だったので、皆は余計に困ってしまいました。
メーデ「マッカーサーってのはともかく、『最高司令官』ってことは、GHQってのは司令部ってこと?」
ナゾナゾは言った言葉をヒントに、皆は思考を巡らせます。
クレア「じゃあ…何とか司令部ってことだね」
ニコニコ「GHQ最高司令部!」
ニコニコは、今まで出てきた単語をつなげて言ってみました。
ですが、そこまで簡単に解ける問題ではありません。
ナゾナゾ「違います。GHQを和訳する問題ですから、GHQという単語は出てきません。それと、最高司令部でも無いですよ」
要するに、全部違うということでした。
ニコニコ「やっぱり違うんだー…。じゃあ何だろう?」
皆はまた「うーん…」と考え込んでしまいました。
これでは問題を出す側も面白くありません。
ナゾナゾ「ではもう一つヒントです。最初の2文字は、『連合』ですよ」
メーデ「連合?……うーん…『連合国』…とか?」
クレア「ああ!連合国は聞いたことあるー」
新たなヒントと、今までのことを繋ぎ合せようと、皆は必死に考えていました。
早くしないとリリカを探しに行くことができないのです。
プンプン「連合国何とか司令部?…うーん、でも『連合国』かどうかはわかんねぇよなぁ…」
ニコニコ「最高司令部じゃないとすると…何司令部?」
「総司令部だよ~ん」
どこからか突然声が聞こえてきました。
いきなり聞こえたその声に、皆が反応した直後、ナゾナゾの「うわっ」という声も聞こえました。
ナゾナゾ「…痛いじゃないですか、早くどいてください、マヌケさん」
どうやら、ナゾナゾの知っているチャオのようです。4人は倒れているナゾナゾとマヌケと呼ばれたチャオの元に寄って行きました。
メーデ「大丈夫ですか?」
クレア「っていうか貴方、誰?」
プンプン「どっから振って来たんだ、お前」
ニコニコ「そっか、最高司令部じゃなくて、総司令部!」
ニコニコだけが、落ちてきたチャオよりも、クイズの方に意識を向けていました。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第272号
ページ番号
17 / 33
この作品について
タイトル
ガーデンのヒミツ
作者
神崎揚羽(紅黒梓)
初回掲載
週刊チャオ第266号
最終掲載
週刊チャオ第312号
連載期間
約10ヵ月19日