アイリス「だ、誰っ!?」
3人は咄嗟に身構えた。
ヒビキ「こーんにーちわぁー♪ボクはヒビキだよぉ!キミたちは誰ぇ?」
メーデ「……??」
アイリス(あれ…?何か別に身構える必要なかったかも)
アイリス「ワタシの名前はアイリス。こっちはリリカ」
メーデ「ワタシはメーデよ。アナタは何故ここにいるの?」
ヒビキ「ボクは今お散歩中だったんだよぉー♪」
アイリス「ねぇ、アナタフレイヤって子知ってる?」
知っているならもう警戒する必要は無し。そう思ってアイリスは質問した。
ヒビキ「フレイヤ…?うん、ボクのトモダチだけど」
アイリス「なぁーんだ、そうだったのねー」
リリカ「だったのねー」
ヒビキ「んー?何かあったの??」
メーデ「ワタシ達はフレイヤに会いに来たの。ごめんなさい、身構えたりして」
メーデは頭を下げました。
ヒビキ「ううん、気にしないで!それじゃあボクはこれでー」
リリカ「ばいばーい」
ヒビキは手を振りながらまた茂みの中へ潜ってしまいました。

3人はヒビキが見えなくなってから、また進み始めました。
アイリス「さっきはびっくりしたねー」
リリカ「おどろきー」
メーデ「うんうん、でもフレイヤのトモダチって言うなら、またどっかで会うかもね」
アイリス「はは、確かにー」
3人は笑いながら歩いていました。勿論周りは見えていません。
暫くそんなことも忘れて歩いていると、リリカがある異変に気づきました。
リリカ「ねーここくらーい」
アイリス「へ?」
メーデ「本当だ…ねぇアイリス、こっちであってるの??」
アイリス「えぇっと……うーん…あってた、かなぁ…あはは…」
アイリスは冷や汗を浮かべています。
メーデ「ちょっと…もしかして迷ったとか言わないよね?」
リリカ「まよっちゃだめー」
アイリス「ゴメン…迷った」
メーデ「えぇぇ!!?」
リリカ「だーめー」
3人は真剣に悩みました。どうやったら此処から抜けられるかどうかを。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第267号
ページ番号
7 / 33
この作品について
タイトル
ガーデンのヒミツ
作者
神崎揚羽(紅黒梓)
初回掲載
週刊チャオ第266号
最終掲載
週刊チャオ第312号
連載期間
約10ヵ月19日