4話「颯爽」 ページ3
スタート地点
【メタルチャニック】「ローラル、マタキサマカ」
【ローラル】「あ、君は・・・メタル君!」
【メタル君】「キサマ、ナメテルノカ?シカモトアルショウセツノアルキャラトドウメイニナルデハナイカ」
【ローラル】「名前、長いから・・・」
【メタル君】「ナ・・・ナマエガカワッテル」
【ウェーブ】(・・・あれは向島きょうじゅ製のメカ?まさかあんなのまで作るとはね・・・)
「こんな素人みたいな出来でよくあんな風に耐えれるわね?」
【メタル君】「キサマ、キョウジュサマヲブツジョクスルツモ」
【ローラル】「あー、わかったから、ね」
司会の声が会場に響く。エメルの声ではない。
【司会】「さあ、ついに準々決勝です!さあ熱くなってまいりました!
用意はよろしいですね?カウントを始めます!」
周囲の滝の音が鳴り響く中、ついにカウントが始まった。
3
選手は走り出した。
どういうわけだが、メタル君だけは出てない。
ウェーブのボートは紫色の先端が針みたいになってるボートだ。
スミスは真っ黒で丸いボートだ。
2
選手は足をボートに乗せる準備に入った
メタル君は走った・・・というより、後ろについてるエンジンで
高速で走ってるようなものだ
1
選手全員は足にボートを乗せた。
GO!
まずは、緑色の直線だ。
【ローラル】「ありゃあなんだ!?」
ローラルは驚いた。それもそのはず
スミスが10人もいるのである。
【スミス】「これが私の仮想現実能力なのだよ。ローラル君?」
【ローラル】「つまり妄想ということ?」
【スミス】「仮想現実と妄想は違うのだよっ!」
スミスはハンドガンを撃ってきた。
かろうじてローラルはかわしたが・・・
【ローラル】「カーブ!?さっきので曲がりきれないぃぃ」
ローラルはとっさの判断でハンマーを地面にたたき、
それを杭にしてバランスを取り戻した。
・・・ともいかず、もろ壁にぶつかりました。
完全無欠なローラル君なんておもしろくないでしょ。
【ルーティア】「わ~、あれいたそう~」
こういうつぶやきが聞こえたとか、ブッヒャッヒャッヒャ。
客席
さて、客席の様子はというと・・・
「あの子(ローラル)にミュートの取材を頼もうとしたらなんであの子自身が出てるわけダス!?」
ミントです。ええ
「ま・・・、まぁ、彼も選手ですし・・・、カルスもあれですし・・・ね?」
スノーだ。
【ミント】「まぁいいダス。罰としてこの大会の資料をどっさりと書いてもらうダス」
【スノー】(こ・・・こわ~)
【ロボッツ6】「ビー・・・ローラルの姿ヲ確ニンデきマした」
チャオ型ロボット・・・・・・どっち島あべこべシリーズ6ロボッツだ。
胴体にあるカメラから、ローラルは写ってた。
【そふと】「場所確認おつかれ様でーす♪」
ブロンズ色の髪をゆらせてきたブロンズ色型会社服の女性
−−そふとだ。
【ミント】「・・・その人形、何ダスか?」
【そふと】「あっ、はい、近くの売店にミュートとルシフィ人形がカワイかったので
かってきましたぁ」
【スノー】「・・・僕も買ってますけど」
【ロボッツ6】「オレ・・・サマモダビビガードキューン」
【ミント】「私も景品のひとつで買ってきたダス」
【そふと】「えー、皆さん全員買ったのですか?」
【ミント】「そりゃもうダス!」
【そふと】「わたしのはプレミアの1個しかない商品でしたよ?
ついでに向島きょうじゅのぬいぐるみもですけど」
ヘリ
【カルス】「なぁ、一人だけキャラかぶってる奴がいるような気がするんだが・・・」
【ミネルヴァ】「気のせいよ」
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