第二話 男の目的

シャドーが謎のチャオに連れて行かれてから数時間がたった。
「おい!いい加減おろせ」
「そうだな。もうお前の村からはだいぶ離れたしな。ほらよ」
そうやくシャドーはおろしてもらえた。しかし、謎のチャオがシャドーを連れて行ったとき謎のチャオは荷物のほとんどを置いていってしまい、もって来たのはシャドーが大切にしていた箱だけだった。
「しっかし、どうしてこの箱はこんなに重いんだ。中にどんなものが入っているんだ?」
「お前なんかに教えてたまるか!それよりいい加減お前の名前と目的を教えろ!」
「うーん。そうだな。そろそろ教えても言いか。俺の名前はロード。そして俺の目的は最近きょ(以下略)という訳だ。つまり簡単に言うとこれからお前をテストする。合格だったら俺のチームに入れてやる。だが合格じゃなかったらお前のことは一切忘れる。そしてお前を村に返してやろう」
いったいきょっとはなんだったのか。そしてロードはいったい何がしたいのかまだよくわからないがシャドーが一つだけ思ったこと、それは・・・
「俺にとっては不合格のほうがいいな。合格してお前のチームになんか入ったら何されるかわからないし・・・」
「言っとくけどお前はもうすぐ大会に出て、いろんなチャオ達と戦うんだ。下手に負けると死ぬぞ!まあ俺が今から重要な説明をするからよく聞いておくんだな」
「ちょっち待ったー!!!」
「なんだよ」
ロードは早く話したいようだがシャドーがすごい見幕で近づいてきたので話すのをやめた。
「下手に負けると死ぬってなんだよ!いきなり連れてこられて戦って死んで、はい、おしまいってことになったらどう責任をとるんだよ」
「だから、負けたらお前の事は一切忘れる。だからもし負けて死んだらその瞬間お前とは何もなかった事になるんだ。わかったか?よし、じゃあ今から説明するぞ。まずは魔法(属性攻撃)のことについて説明する。魔法の属性は主に炎、水、氷、雷(電気)、土、風、光、闇の8種類だ。だがまだこれは今発見されている種類で他にもあるという噂もある。魔法(属性攻撃)を使えるようになるには腕輪などを装備しないといけないんだ。まあ魔法(属性攻撃)は威力が強いものもあるからあると戦いは有利になるから使えるほうがいい。わかったか。次はアイテムの説明だ。これは俺も詳しくは知らないんだが、どうやらアーマーってのがあるらしくそのアーマーを装備すると色々な効果が現れるらしい。それとさっき言ったけど腕輪、これも大切だ。腕輪は魔法が使えるだけでなくたまに身体能力があがる効果があるやつもあるらしい。それから首輪もあるな。これも腕輪と同じだ。そしてクリスタルという魔力が大幅に上がるアイテムがあるらしい。これは俺は知らないから説明できないがこれを装備したら勝負はほとんど決まったようなものだ。最後に特殊能力だがこれは説明しなくてもわかるな!・・・てあれ?シャドーがいない」
「こんな奴せいで自分の命を落としてたまるか!」
シャドーはロードからもう300メートルは離れていた。いや、離れているはずだった。だがシャドーがふと前を見るとロードが目の前に立っていた。
「うわっ、いつの間に来たんだ。化け物だ、逃げろー!」
シャドーは逃げ出したがまた目の前にロードが現れた。
「ったく。俺の体力をあまり消費させるな。まさか特殊能力を知らない何て・・・俺の見当違いだったのか・・・・まあいい。今から説明するぞ!特殊能力ってのは俺達チャオがだけが使える超能力見たいなものだ・・・てこれだけじゃわからないと思うから今から俺の特殊能力を見せてやる。よく見とけよ」
ロードがそういった瞬間ロードのまわりの地面が揺れ始め一瞬景色がゆがんだっと思ったらロードが消えていた。そしてすぐに後ろから声が聞こえた。
「おーい見てたか。これが俺の特殊能力だ。どんな場所でも瞬間移動できるんだがすごく体力を消費するから1日十回しか使えない。まあこの他にも物体を動かしたり、地面から木を出したりいろいろな超能力がある。お前がどんな特殊能力を使えるかわからないが早めにわかっておいたほうがいいぞ。それとこの特殊能力にはレベルがあるらしい。そのレベルが上がると超能力の威力が上がったり、新たな超能力が使えるようになるらしい。それから特殊能力には条件があるやつもある。たとえば俺の特殊能力は1日10回しかつかえないっていうのとかだ。まあとりあえず説明はこれで終わりだ。じゃあこれから大会の会場に瞬間移動するぞ」
ロードはそういってシャドーとともに消えた。
~会場~
シャドー達は会場へ瞬間移動した。会場の周りは多くのチャオと店が並んでいた。
「よしっ着いた。じゃあ俺はエントリーの手続きしておくから、お前はそこら辺の店でも見とけよ。もし買いたいものがあったらすぐに買っておいたほうがいいぞ。アイテムなんてすぐに売切れてしまうかもしれないし」
ロードはそういって大会のエントリーの手続きのため受付に向かった。
「しょうがな

このページについて
掲載号
週刊チャオ第118号
ページ番号
4 / 8
この作品について
タイトル
エレメンタル・レジェンド
作者
チャッド
初回掲載
週刊チャオ第118号
最終掲載
週刊チャオ第125号
連載期間
約1ヵ月19日