第百十八話 悪魔と黒衣の剣士
黒衣の剣士 VS 漆黒の悪魔
黒衣の剣士「訳あってグラウスを守らせてもらう」
グラウス「Aブロックで会った人だ!」
悪魔「ならば・・死ぬがいい!!」
黒衣の剣士「ここでくたばるような者ではない。雷光稲妻斬!」
黒衣の剣士は激しい電撃をまとう剣で悪魔を瞬時に斬った
悪魔「・・・ぐぅ!」
悪魔は剣を振るが、黒衣の剣士に全く当たらない
黒衣の剣士「烈火豪焼斬(レッカゴウショウザン)」
続けて激しく燃えさかる炎をまとう剣を地面に突き刺すと、下から炎が突き上げてきた
その炎はあっというまに悪魔を包んだ
悪魔「お前は・・何者・・だ・・!?」
黒衣の剣士「水滅氷魔斬!!(スイメツヒョウマザン)」
さらに攻撃を続け、水が剣の周りを包んだあと黒衣の剣士は素早く悪魔を斬った
そして、斬った場所が凍っていた
悪魔「ぐううう・・・!!何事だ・・俺が・・負ける・・はず・・」
黒衣の剣士は剣を上に上げた
すると、満月の月光がその剣に吸収されるように、気が剣に集まっていき、文字が浮かび出た
悪魔「・・・!!」
黒衣の剣士「一閃月光斬!!」
黒衣の剣士が悪魔を斬った
その瞬間をグラウスは見ていて、目にやきついた
悪魔は黒衣の剣士に、敗れた
そして、黒衣の剣士は去ろうとした
グラウス「あ、あの・・」
黒衣の剣士はふと足をとめ、何も言わずに振り返った
グラウス「貴方は誰・・なんですか」
黒衣の剣士「いずれ分かる。グラウスよ」
そのまま、黒衣の剣士はその場から去った
グラウス「・・・・」
「助けてチャオ~・・」
グラウス「ん?」
「苦しいチャオ~・・」
下から声がきこえてきたので、下を見ると斬られた壁があり、
グラウスはその上に立っていた
グラウス「フラッシュ!お前押しつぶされたんならそういえよ~!」
フラッシュ「だってさっきから助けを求めても返事がなかったチャオ~・・」
グラウス「あ・・戦いを見てるのに夢中になってたからな。いま助けるよ」
グラウスが切り裂かれた壁をどかすと、うすっぺらいフラッシュがそこにいた
フラッシュ「ありがとうチャオ!」
といったあと、何事もなかったかのようにフラッシュは元に戻り、テクテクと歩き始めた
途中でチャカを踏んだが、それにも気付かずフラッシュはドアを開けて外にでた
チャカ「痛いの~・・・」
グラウス「お前は気楽でいいよなぁ・・」
すると、外から医務室のチャオがやってきた
医者「え~レデュオス様。ただ今リカバー殿の手術が終わりました」
レデュオス「だそうだ。グラウス、チャカ、こい」
グラウス「オッケー」
そして、手術室からリカバーが出てきた
グラウス「もう大丈夫なの?」
医者「さようでございます。特殊な薬をつかったので傷口はふさがれました。動いても大丈夫です。ただ─」
グラウス「ただ?」
医者「傷跡は一生消えないでしょう。深い傷なので・・」
リカバー「いえいえ、大丈夫ですよ傷くらい。直してくれてありがとうございます」
グラウス「本当に大丈夫なの?」
チャカ「心配なの~。」
リカバー「この傷跡こそが、男の勲章ってやつじゃないですか?」
と、リカバーは笑ってみせた
するとフラッシュがやってきた。
なにやら地図を持ってる
フラッシュ「ヴェイルから色々と聞いたチャオ。地図もくれたチャオ~」
そして、地図を開いた
どうやら世界地図である
グラウス「あ、出発地点のチャオ島もある」
ここでおさらいしよう
グラウス達の出発地点はチャオ島
フラッシュと共に出た
少し歩いたところでリカバーが仲間に。
そのあとに続くエンドレスロードを抜け、
そこにあった村でチャカを仲間にした。
近くの草原で風の試練をうけて、
さらに近くにあったBブロックを見つけ、ガルグを討伐
ガルグから聞いた話を頼りに、デバーラ大陸へと向かう
泳いでいる途中、水の試練を受けて魔石を授かる
津波に追いかけられながらもなんとか上陸
そのあとテラマウンテンを登り、頂上で火の試練を受け合格
火王の話を聞き、Cブロックへグラウス達は向かい、
四天王のインビル、エルヴァと戦う
二人とも倒すことはできず、最後に逃げられてしまった
そのあと、ATのラルヴァが登場。圧倒的な力に押される
しかも、そこに怪物登場。だがグラウス達はその大陸から逃げる
泳いだり飛んだりしたグラウス一行は別の大陸に流れつく
そこは泥棒の町。
気絶しているあいだに早速荷物をとられ、
グラウスはキレて探し回る
泥棒達のアジトへ向かい
なんとか荷物を取り戻したグラウスは
そこのボスに見つかり、おいつめられる
だが、なぜかAT全員が登場しその組織自体つぶしてしまう
組織潰しにきていたようなのでグラウス達はやられなかった
そのあと、町に戻ると感謝される。
泥棒達を追い払ってくれたからである
その実力を見込み頼まれたのがブラックデーモンズ討伐
近くにDブロックがあるようなので列車にのってグラウス達は向かう
続く