第百十二話 四天王 Aブロック隊長 ブラッディ

グラウス「あいてて・・・」

チャカ「大丈夫なの~?」

リカバー「大丈夫ですか?」

グラウス「あ、ああ。大丈夫だよ」

フラッシュ「あの人は誰チャオ?」

グラウス「俺にも分からない・・けど、会ったことがあるような気がするんだ。」

フラッシュ「とにかく、次にいくチャオ。」

その先にある真っ二つにきれた扉をどかし、階段の先に進んでいった

進むにつれ、強い気が感じてきていた

そして、目の前に大きな青色の扉があり、両手で押し、開けた。

その先には王様が座るような椅子に座っている、ダークカオスチャオの姿が見えた

先に階段はないようだ

グラウス「・・お前か?四天王は」

ブラッディ「ああ・・そやけど。」

ブラッディの黄色い目が細くなり、四人全員をじっとみつめている

リカバー「・・・・」

フラッシュ「どうしたチャオ、リカバー。足が震えているチャオ」

チャカ「グラウス・・今までの四天王とは別格らしいの~」

グラウス「・・そ、そのようだな」

ブラッディ「俺の名は、ブラッディ。二つ名は血染めのブラッディ・・」

グラウス「ブラッディ。その機械を壊させろ」

ブラッディ「無理な話やな・・。俺は殺しなんて好かないんやけど、結構ギャラがいいんや。」

チャカ「・・なら、今まで通り戦うの~」

ブラッディ「はぁ~あ・・また戦い、か。俺は余り手加減ができないんや。死んでも後悔しないでくれ。」

グラウス「ライト・ストライク!」

グラウスは剣を振り、光の刃を飛ばすがすでに椅子にはブラッディの姿はなかった

ブラッディ「遅い。ブラッディカット」

ブラッディの手に血がたまり、カッター状の形になったところで、グラウスを斬りつけた

グラウス「・・・・うぁあああ!!」

フラッシュ「グラウスー!傷が深いチャオー!!!」

チャカ「カマイタチィイイイイ!!」

チャカが鎌を振り回し、風の刃をブラッディに飛ばすが、またもかわされた

ブラッディ「遅いっていうてんやろ」

またもブラッディに攻撃され、チャカにも深い傷がついた

フラッシュ「素早くて攻撃力が半端じゃないチャオ!!」

リカバー「とりゃああああああ!!」

リカバーがパンチを繰り出し、顔面を狙うがブラッディの右手に弾かれた

ブラッディ「中々良い腕してるやないか・・」

弾かれて次の拳を繰り出そうとしたときには、すでにブラッディの拳は腹に当たっていた

リカバー「・・・くぅ・・・!!」

そのまま吹っ飛ばされて、後ろの壁まで吹っ飛び衝突した

フラッシュ「んんんんんんん~!!ビッグ・ライトブレェェェェドォォォ!!」

ホーリーリングをでかい剣に変え、振り回すがいとも簡単に受け止められてしまった

ブラッディ「フン。その程度の力で挑もうとしたわけかいなお前は!」

剣をつたってフラッシュを蹴り飛ばしたあと、ブラッディカットできりつけた

グラウス「くぅ・・傷が・・!!」

チャカ「あうあ・・・くぅうう・・」

リカバー「せ・・・背骨が・・」

フラッシュ「痛いチャオ~・・・顔面蹴られたチャオ~・・」

ブラッディ「4:1でここまでとはな・・」

グラウス「だったら四人でかかれば、どうだ!?」

一斉に四人が駆け出し、ブラッディに攻撃をしかけようとしたが・・・

ブラッディ「ブラッディロード」

そう言うと、グラウス達の目に血が集まり、目の前が真っ赤になって何も見えなくなった

フラッシュ「うわああああ!!目があああ!!」

リカバー「目が・・みえな・・い・・・!!」

グラウス「畜生ォ!どこだブラッディ!」

チャカ「むむ~・・・・!!」

ブラッディ「お前達では、俺に勝てないんや。あきらめときぃ」

そして、四人をブラッディカットでズタズタに斬りつけた

ブラッディ「その程度なのか。その程度なのか光の者よ」

グラウス「うる・・・せぇ!!」

ブラッディ「そろそろ、死んでもらおうか?」

リカバー「く・・・!!」

ブラッディがカッター状の手をグラウスに刺そうとしたときに、リカバーが立ち上がり防いだ

ブラッディ「む・・・・」

そして、リカバーは続けてパンチを繰り出しブラッディを吹っ飛ばした

リカバー「僕の使命は・・僕の使命はっ、グラウス達を守ること!命にかえてでも・・守ってみせる!!」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第231号
ページ番号
115 / 137
この作品について
タイトル
永遠なる空
作者
ティライク(ミヅ)
初回掲載
週刊チャオ第127号
最終掲載
週刊チャオ第255号
連載期間
約2年5ヵ月29日