第百六話 死の町。デッドタウン

「おい・・ま・・て・・」

グラウス「えっ・・」

「まだ・・まって・・くれないか・・」

チャカ「グラウンとデンライ!」

グラウス「いまさら何しようってんだよ!?また戦いにきたのか?ボッコボコにしてやるぞ!!」

グラウン「そうじゃ・・ない・・俺達を・・俺達を・・」

チャカ「?」

グラウン「・・な、仲間にしてくれっ!!!」

グラウス「・・・。」

少し静けさが緊張を激しくさせた。そこでグラウスが言った。

グラウス「いやだ。」

グラウン「え・・・」

デンライ「・・・・!!!」

グラウス「俺達は・・四人で、メギドを倒すんだ。きっと!」

フラッシュ「え・・そんな・・」

リカバー「強い仲間を手に入れるチャンスですよ!」

チャカ「もったいないの~・・」

デンライ「・・そうか、ならば・・仕方ないな。」

グラウン「ああ。いこうか、デンライ。」

二人はその場から去った

グラウス「あいつらを仲間にしたら、首をとられかねん。」

フラッシュ「(汗」

~~~~そのころ二人は。~~~~

グラウン「惜しかったな。仲間にさせてもらえば、首を取れて一千万もらえたのに。」

デンライ「つくづく卑怯な奴だなお前は。」

~~~~現在、グラウス一行は北東の町を目指して進んでいる。~~~~

~~~~そして、歩き始めてから約五時間後。水をのみながらグラウスが何かをみた~~~~

グラウス「・・あれはなんだっ!?」

フラッシュ「あ、町が見えたチャオ~!」

チャカ「やっとチャオ!」

リカバー「あそこで休憩しましょう。明日に出発、ということで。」

グラウス「オッケー。早速いこうか。」

そして、皆が走り、ついたときに異変に気づいた

リカバー「門のところに、誰もいないですよ・・」

チャカ「おかしいの~。」

フラッシュ「あ、こんなところに看板が・・・」

そこに、ライトタウンとかいてあったところに×印がつけられ、したにちいさくこう書いてあった。

[死の町。デッドタウン]

グラウス達は恐る恐る中へはいることに。

中にはほぼ誰もいなかった。が、ドロドロにとけたようなチャオの死骸がいくつもあった

中は死んだチャオのせいでとても臭い。

フラッシュ「うえぇっ・・・」

グラウス「なんって町だ・・なにがあったんだろう・・」

チャカ「とりあえず、家の中をたずねてみるチャオ・・」

リカバー「あそこにしましょう。」

リカバーが指差したところは、どこにでもありそうな寿司屋ににている家。

グラウスが早速向かって戸を開ける。

グラウス「こんちわー。誰かいますかー?」

寿司店長「あ、わりぃがいまシャリ(ご飯)切らせて寿司つくれねーんだ。すまねぇな。」

と、一匹のチャオが椅子にすわってた。

リカバー「あれ、家の中では普通にくらしているんですね」

チャカ「店長さん、どうしてみんな死んでいるの?なんでみんな外にいないの~?」

寿司店長「あぁ、それは・・病気が流行っているからさ。」

グラウス「病気?」

寿司店長「それは、名づけてヘドロ病。かかると自分の体がヘドロのようになってしまうのさ。七割ヘドロ化したら、死んでしまうのさ。」

リカバー「恐ろしい病気ですね・・」

寿司店長「そうとも。恐ろしい。ただ家のなかにこもっていれば、病原体のようなものがはいってこないから安全なのさ」

グラウス「なるほど。」

寿司店長「だが、外に出た奴は皆死んでしまったね。」

チャカ「えっ・・」

リカバー「・・・・!?」

フラッシュ「てことは・・」

グラウス「俺達、病気にかかった!?」

寿司店長「・・外通ってきたからな。四人に一人という割合で感染していく。伝染病じゃないから移ったりはしない。」

グラウス「てことは、四人のうちだれかが病気に・・!!」

寿司店長「まぁ、何かくってけ。お前等なら無料にしてやってもいい。」

フラッシュ「おおっ、それは嬉しいチャオ!」

リカバー「なら、なにかおすすめのものありませんか?」

グラウス「そうだそうだ、何かおいしいものだしてくれないか。」

チャカ「おいしいものなの~・・ジュル。」

寿司店長「なら、この店で一番おいしいのだしてやるよ。」

寿司店長はカタナをとりだして、奥の厨房にいった。

グラウス「な、なにがでるのかな・・」

リカバー「カタナもってましたよ・・」

「東洋マグロ裁きいっ!!!!!!!!」

スパパパパン!という音が辺りに響いた。

フラッシュとグラウスは腰を抜かしていた

リカバー「なにつくってんですかね・・」

チャカ「気になるの~。」

そして、店長が奥からでてきた

以下店長「さ、マグロだ!くえ!」

グラウス「おおっ!!」

店長「とってもいけるぜ!」

そして、四人はマグロを休む暇なく食った。

・・五分後・・

店長「お前等食うのはやいな・・」

グラウス「ああ、満足。」

チャカ「おいしかったの~。ありがとうなの~。」

フラッシュ「じゃ、僕達はこれで!」

店長「まて、旅へでるならまず病院へよってけ。手遅れにならないうちに四人のうちだれかの病気をなおすこった。」

リカバー「わかりました。」

店長「地図をわたしておこう。」

四人に一つずつ地図がくばられた

店長「じゃ、旅にでてこい。くれぐれもきぃつけろよ!」

続く

このページについて
掲載号
7.16 耐久の鬼誕生祭 in 週刊チャオ(226号)
ページ番号
109 / 137
この作品について
タイトル
永遠なる空
作者
ティライク(ミヅ)
初回掲載
週刊チャオ第127号
最終掲載
週刊チャオ第255号
連載期間
約2年5ヵ月29日