第百話(プチ祝) タッグアタック
かなりの速さで剣を振り回しているグラウスに対し、細い刀でそれを高速で防御していた
グラウス「なっ・・・!?高速の攻撃が・・・!!」
無王「速さ、力、防御・・どれをとっても、私のほうが高い!」
無王はグラウスをも弾き飛ばした
グラウス「どんだけ・・つえぇんだ・・・・!?」
無王「四人でいっせいに来るがいい・・・・」
グラウス「いったなっ!?」
フラッシュ「もう怒ったチャオ!」
リカバー「力をあわせていきますよ!」
チャカ「そろそろ決着をつかせたいの~・・・。」
四人は無王を囲み、それぞれから攻撃を始めた
しかし無王はありえない動きで次々と防御をくりかえす。
防御されるグラウスたちも驚きを隠せなかった
グラウス「どれだけ早く・・・・!!?」
フラッシュ「なんでチャオ~っ!?」
リカバー「・・そんな・・・・!」
チャカ「・・・・・。」
無王「お前たちには何かが足りない。360°切り!!」
無王は刀をなぎ払うように刀を振り回した
今度は四人一斉にはじき飛ばされてしまった
無王「お前たちは、力をあわせて勝とうとはしないのか。」
グラウス「しているさ・・・!」
無王「そんなものでは力をあわせているとはいえない。皆の想いを一つにし、何かに打ち勝つ。それができればこの試練は合格だ・・・」
グラウス「・・・。」
フラッシュ「グラウス!力を貸すチャオ!」
フラッシュはグラウスの手にポンと手を置いた
グラウス「フラッシュ・・・」
リカバー「ぼ、僕も!」
チャカ「僕だって力を貸すの~。」
皆の手はグラウスの手に置かれた
グラウスは心の底から何か暖かいようなものを感じた
無王は静かに頷きながらその様子を見守っていた
左手に置かれた手から力がみなぎっていき、右手に持っている剣が少し輝き始めた
グラウス「・・行くぞ!みんな!」
そして、三人は手を離した
グラウスの剣の輝きはまだ残っている
グラウスは剣を構えた
無王「・・さぁ、こい。」
グラウスは無王の前まで走ってきたところで、こう叫んだ
グラウス「フレンドシップ・ブライトネス!!(友情の輝き)」
グラウスの剣からは今までにみたこともないような光が放出され、無王をあっというまに光で包み込んだ
光が晴れたときには、無王が立っていた
無王「・・・合格だ。それでよい。」
その瞬間からゴングがカンカンカーンとなり、
司会「試合、終了!!」
といった。
その瞬間から観客からの歓声と拍手が聞こえてきた。
司会「ライトスターズ、優勝です!!」
グラウス「・・あの光の意味は?」
無王「いずれ分かる日がくる。」
そして、司会と無王がグラウスたちの前にたった
グラウス「やったぜ!!」
フラッシュ「優勝チャオ~!!」
リカバー「優勝できたんですね!」
チャカ「嬉しいの~!」
無王「これが、無の魔石だ。受け取れ。」
グラウスに無の魔石が手渡された
グラウス「よっしゃあ~っ!!」
司会「そしてこれが優勝商品です!受け取ってください!」
グラウス「おお~っ!!いいねぇこれは!なんって豪華なんだ!」
なんと、百万リングが手渡された
司会「いつでも出だしできる収縮自在の財布も渡します!」
フラッシュ「すごいチャオ!」
チャカ「あとはAブロックの機械を破壊しにいくの~。」
リカバー「機械キラー・・・」
無王「・・・Aブロックだと?Aブロックならここを北東に進み、一つの町があるからそこから北へ進めばいける。
グラウス「場所まで教えてくれるとはありがたい!」
司会「それでは、バトルレースを、終了しまぁぁぁす!!」
バトルレース編 完結
ピピー・・・ガー・・・・・
ブラックデーモンズ私兵(以下BD私兵)「ブラッディ隊長。グラウス一行がバトルレースを終えてこちらに向かっているようです。」
ブラッディ「そんなの気にする事ないやろ・・こちらだって、好きにこんな仕事してるわけじゃないんや。」
BD私兵「し、しかし・・・・」
ブラッディ「まず来たらそれなりに迎えようと思う。心配することはないやろ。」
BD私兵「わ、わかりました。」
ブラッディ「グラウス一行は必ず始末すると、メギド様に伝えときぃ。」
BD私兵「了解。」
プツン・・・・
ブラッディ「・・そろそろか。あんまり殺しなんてしたくないんやけどなぁ・・」
続く。