第九十九話 歯が立たず。
無王「な、なんとグロテスクな・・・・まぁいい。次は私との勝負といこうか。」
グラウス「よし、倒すぞ!」
チャカ「勿論なの~。」
リカバー「準備万端ですよ!」
フラッシュ「無の魔石はもらうの~!」
無王「ちなみに・・私は、王族の中で三番目に強い。本気など出したらドームが粉砕しかねない。手加減してやろう」
グラウス「ほ・・・ほう、結構強そうだな・・!!」
フラッシュ「まず僕からいくチャオ~!」
フラッシュは剣を構え、無王に向かって走っていった。
無王は静かに腰巻にある刀のさやから刀を取り出した
ギラギラと輝いていてよく斬れそうである
フラッシュ「ライトブレード!!」
フラッシュはいきなり斬りかかった。しかし無王は剣を軽く一振りしてガードした。
無王「そんなものか・・?」
無王は剣にすこし力を入れた。
すると、それだけでフラッシュは剣ごと弾き飛ばされてしまった
フラッシュ「き、気をつけるチャオ!ものすごいパワーチャオ!」
リカバー「だったら、僕が!」
リカバーも自慢の足で走っていき、無王に拳を繰り出した
無王「格闘技か・・よかろう。」
無王はすぐさま剣をさやに戻して、ガードした
リカバー「・・・!」
リカバーは立て続けにキック、パンチと繰り返すが全て防御されてしまう。
無王「防御されてしまう場合には、速さよりも力を追求しろ!」
リカバーの手をはじいた無王は、強烈な張り手を繰り出した。これで拳を固めて放っていればリカバーは気絶していただろう
リカバー「つ、強い・・・・!!」
そのままグラウスたちがいるところまで吹っ飛んで、グラウスたちが何とか受け止めた
チャカ「・・確かに強そうなの~。次は・・・」
チャカは喋る途中に無王の背後へと回って、こういった
チャカ「僕なの~!!」
無王「・・・瞬間移動か!?」
無王は剣をすぐさま取り出して後ろを向いてガードした
チャカ「なんって手の動きがはやいの~。すぐに剣を取り出せるのがすごいの~。」
チャカは鎌で攻撃を続ける。カマイタチ、シャドウシックル、どれを放ってもガードされた
無王「そんなものか!」
チャカ「中々なの~・・・。」
チャカが剣を大きく振りかざして振りかぶったときに隙ができ、無王は横にかわしキックで吹っ飛ばした
チャカ「ゲフッ・・・ゴホッ・・・・!!」
グラウス「格闘技で弾き飛ばせるって、どんだけ力があるんだ・・!?次は俺だ!」
グラウスが光の能力で無王に瞬時に近づいてかなり高速で攻撃している
無王「両手剣・・グログ・ニエルか。よかろう!」
かなりの速さで剣を振り回しているグラウスに対し、細い刀でそれを高速で防御していた
グラウス「なっ・・・!?高速の攻撃が・・・!!」
無王「速さ、力、防御・・どれをとっても、私のほうが高い!」
無王はグラウスをも弾き飛ばした
グラウス「どんだけ・・つえぇんだ・・・・!?」
無王「四人でいっせいに来るがいい・・・・」
グラウス「いったなっ!?」
フラッシュ「もう怒ったチャオ!」
リカバー「力をあわせていきますよ!」
チャカ「そろそろ決着をつかせたいの~・・・。」
続く