第九十三話 魔力
チャカ「ふぅ・・結構疲れたの~」
ザノク「まだ安心するのは早いようだが・・・・」
チャカがアレ(ポヨ)を?マークにしようとした瞬間、頭上からものすごい重力がのしかかってきた
エアー「いつまでも調子にのってんじゃねぇぞ・・!報復はたっぷりしてやる。覚悟しておけよ?」
エアーはダガーを二人に向け、ニヤりと笑った
エアー「ダガーできりつけようとおもったけど、やっぱり剣でなぶるほうがいいかなぁ?」
チャカ「げー・・・残酷なの~・・。」
エアーは重力で押しつぶされて動けないチャカとザノクを見下ろしながら笑って、手に持っているダガーを剣にかえた
ザノク「フン・・甘くみていてやられても後悔するなよ。」
エアー「なぁに馬鹿なこといってんだい・・?ザノク君。」
ザノク「だったら、今の自分をみてみろ!スピード・ダウン!」
エアーは動きが超ノロくなった。技を使用中のため実体化している
チャカ「ナイスなのザノク~!」
チャカはチャンスをつかんだときに、重力圏の中を見事に抜け出してエアーの背後に移動した
エアー「くぅぅぅぅぅっっっっっそぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・」
エアーは喋る速度も遅くなっていた
チャカ「ウィンドインパクト!カマイタチ!シャドウシックル!!」
チャカはエアーに衝撃波、カマイタチ、背後斬りでエアーを攻撃しまくっていた
エアー「・・・・・・」
エアーは攻撃されているあいだに重力がなくなり、同時に半透明になった
ザノク「よし!」
チャカ「これで大体ダメージを与えたの~!」
エアー「くっそ・・いってぇじゃねぇぇえかあああああ!!」
エアーは背中を押えながら空中に飛び上がり、血管が浮き出た目でフラッシュとザノクを見つめている
エアー「俺の技を、とくと味わえ・・・!!メガ・サイクロン!」
メガ・サイクロンと叫んだときに、チャカとザノクのまわりに風が集まり、しだいに回転していった。
それがどんどん大きくなっていき、大規模な竜巻が発生した
ザノクとチャカはその中で身動きできずにもがいている
エアー「突き上げろ、アップストーム!!!」
その竜巻の中心から突き上げる風が出てきて、竜巻がかき消されるのと同時に二人は天高く吹っ飛んだ
チャカ「のおおおおおおっ!!!」
ザノク「ぐ・・ぐおおおっ!!!」
エアー「うぉおおおおあああああ!!!!」
エアーはザノクやチャカよりも天高く自分から飛びあがった
チャカ「うっ・・・!!」
エアー「覚悟しろぉぉぉぉお!!」
エアーは下にいるザノクとチャカに両手をむけて、逆さ状態になっているのにもかかわらず力をためた
エアーの両手に、ものすごい勢いで風が集まっていき両手の中でどんどん圧縮されていった
ザノク「こ・・この技は・・・」
エアー「重風圧砲!!!」
そのとき、手中にたまっていた風が一気に放出されてチャカとザノクは風に押されて落下していった
ものすごい勢いで地面に衝突して、砂埃でいっぱいになってしまった
エアー「く・・そっ・・も、もう魔力が・・・」
全魔力を使い切ったエアーは、自分もそのまま落下していってしまった
ザノク「う・・うっ、くそっ・・」
チャカ「・・・・あ、生きてたの~!!」
♪二人が助かった理由♪
チャカ「うう、このまま地面に衝突したら死ぬの~!!」
ザノク「な、なに!?じゃぁどうするんだ!!」
チャカ「だったら・・・!!風をクッションに!!」
チャカが風をコントロールして、二人の背中に風を集中させたことによって何とか助かったわけである
・・・終・・・
チャカ「あ、あれ?エアーが倒れているの~」
ザノク「なに?いったいどうしたの~?」(移ったかもしれない
そのときエアーの頭の中では・・
くそっ、ザノクとチャカは生きていやがった・・
あれほどの魔力を使ったのに、いきているとは・・
情けない、自分が情けない・・しかし、力がでない・・
「本当にお前は情けないな、暴風のエアー・・」
えっ?お前は誰だ?
「・・私の名前は究極神ヴァルデースだ。」
続く。