第八十九話　ディンVSラノク＆フラッシュ

ディンが足をあげ、下ろしたときになにか感触をかんじた

ディン「ん・・？なんだこれは～・・？

感触を微妙にかんじたディンは足をあげ左足のｳﾗをみた

そこにはペチャンコになったフラッシュが・・

フラッシュ「ぐみゅぅぅぅ～・・・」

ラノク「うわっ、フラッシュをつぶしやがった！」

ディン「そこにいるのかぁあぁぁ、覚悟しろおおおお～」

ディンは剣を岩にかえ、自ら砕き、自分の両拳に付着させ、トゲトゲのガントレットをつくった

ディン「ｵﾘﾊﾙｺﾝｶﾞﾝﾄﾚｯﾄで、死ねぇぇぇぇ～！」

ラノク「くそっ・・見つかってしまったらしょうがない！戦うか・・・！！」

ディンは早速拳を振り下ろし、ラノクをつぶそうとした

ラノク「こいつは攻撃するたびにズンズンするからいやなんだ・・！パワーアップ！！」

ラノクは自らの肉体を強化させ、力を強くさせた。

そして、ラノクは自分の体の何倍もの大きさの拳を素手で受け止めた

ディン「ﾄｹﾞじゃないところを受け止められちゃ、トゲの意味がないじゃないかよおぉぉぉぉ！」

ラノク「グチを言う暇があったら戦ってろ！スピードアップ！！」

ラノクは自らの足の筋肉を発達させ、素早く動けるようになった

ディンはラノクめがけて殴りまくっているが、あたる気配はない

ディン「くそおぉぉぉぉ、チョロチョロしやがって、うざいじゃないかぁぁああぁあ！！」

ラノク「それだったら、俺から攻撃をしかけてやろうか！」

ラノクは筋肉の発達した足でディンの腹めがけて飛び、自ら体当たりをした

するとディンの腹にラノクがどんどんめりこんでいって、ディンは地面から少しうかんだ

ラノク「なんでも素手ばっかりの攻撃だとおもうなよ・・！！」

ラノクは手に少し力をためている状態で、ディンの腹の弾力で吹っ飛ばされた

吹っ飛ばされた間合いで攻撃を受けないことを確認したラノクは、手を前に突き出しこう叫んだ。

ラノク「ヴィルレイス・ロードアース！」

ラノクの手からは、無数の弾丸のような物体が放出され、一旦ラノクのまわりに散ってからすぐラノクの目の前に集まった

ディン「フン、お前の攻撃なんてききゃぁしねぇんだよぉぉぉ」

ラノク「なら、受けてからいってみろ！！」

その弾丸のようなものは、ガトリングのようにディンめがけて発射され、ディンに当たっていった

その当たったところからどんどん爆発していき、砂埃につつまれた

ラノク「くそっ・・きいてねぇか！！」

砂埃が晴れたときには、ディンは傷一つなく平気でたっていた

ディン「そんな小さな攻撃で、よく威張れるもんだなぁあぁぁ？」

ディンは再び拳を構えてラノクをじっとみつめた

ラノク「お前はただでかいだけだろうがよ！」

ディン「でけぇからパワーがあるんだよぉぉぉ。わかるかぁあ？ストーン・ニードル・ラッシュカーニバル！」

ディンは構えていた拳をラノクに向かって突き出し、ｶﾞﾝﾄﾚｯﾄのとげとげ部分のﾄｹﾞが飛び出しては生えてきて、飛び出しては生えてきた

それがくりかえされ、ものすごい量のトゲがラノクにむかって放出されるばかりである

ラノク「ぐ・・こんなのを、どうやってかわせばいいんだ！」

？？？？「だったら防げばいいチャオ～！」

見覚えのある顔のチャオが、もっていた剣をものすごいでかい盾に変えてラノクの前に置いた

その盾の防御力は優れたもので、トゲから守ってくれている

ラノク「フラッシュ！ナイスだ！でも踏みつけられて死んでいたんじゃ・・（ぇ」

フラッシュ「あの爆発(ｳﾞｨﾙﾚｲｽ･ﾛｰﾄﾞｱｰｽ)の巻き添えになって、目覚めたチャオ・・」

ラノクはちょっとｷﾞｸｯとした表情になり、ぎこちない苦笑いした顔でフラッシュを見つめた

フラッシュ「痛かったチャオ・・とっても痛かったチャオ～・・・」

フラッシュは下に目線を落とし、いかにも落ち込んでいるような行動をとりラノクをこまらせた

ラノク「わ、わるい、そ、そのことについては謝るから・・」

ラノクは汗が絶えず流れていて話ずらそうだった

フラッシュ「ま、ディンを倒すのがさきチャオ！いくチャオ～！」

ラノク「おう、わかった！ディンを倒すぞ！」

ディン「そこで話してんじゃねぇえぇぞおおおお！！！」

いつのまにかﾄｹﾞの嵐はやみ、盾をつまんでいるディンが立っていた

ディン「俺をほったらかしにして・・ﾍﾟﾁｬｸﾁｬと喋ってんじゃねぇぇぇよぉぉぉぉぉぉ！！！！」

ディンは武器をまた砕き、その武器は岩石になりまたディンの手中に集まった

ラノク「くそっ・・その武器はやめろ！卑怯だぞ！！」

フラッシュ「いったいなに・・が・・・」

フラッシュは言葉を切らした。口を大きくあけて武器を落として、目玉を大きくあけているばかりだった

ディンが武器を広げて、長い長い鎖の先には一つのトゲつきゴールデン級のデカイ鉄球があった。ようするにフレイルである

ディン「このﾌﾞﾗｯﾃﾞｨﾌﾚｲﾙで気が済むまで殴らせてもらうからなぁぁああああ！！」

続く