第八十八話 ダガーと素手

エアー「うるさいな!スピン・ウィング!」

エアーがチャカにむかって手をむけると、チャカの周りに風が集まり、風が回転していくのがわかった

チャカ「の、のおおおおおおおっ!!!!!!」

エアー「そして、とどめはこれだ!」

エアーは武器をダガーにかえ、チャカに斬りかかろうとした

チャカ「う・・うっぷ・・は・・はきそう・・!!」

エアーはびっくりした顔で後ずさりしてチャカから遠ざかった

エアー「吐くな!きたねぇよ!どっかいけ!」

エアーは再び手をチャカに向けて、はるか空中に飛ばした

そして上からスパゲッティが溶けかかったものと生暖かい液体が・・・・ひぃあああああああああああっ!

チャカが吐いたものはエアーの体に付着した

エアー「ぎゃあああああああああ!!きたねぇ!」

エアーはぎゃあぎゃあと悲鳴をあげながら一生懸命からだについたものをとろうとしている

そのときにはエアーの背後にはザノクが立っていた

エアー「あっ・・ザノ・・・」

エアーが気づいて振り返ったころには腹を殴られて、エアーは少し吹っ飛んだ

エアー「くそっ・・集中力が欠けていて透明状態じゃぁなくなっていたか!」

ザノク「そのとおりだ。またまた弱点を発見してしまったな。」

エアー「くそっ・・!とりあえず、お前を倒さなきゃならないようだな。死ね!」

エアーがダガーを逆手に持ち、右手のダガーで(二つ持ってる)ザノクの首を斬ろうとした

ザノクは少し後退してから、エアーに蹴りをいれた

しかし空気なのでその足はつらぬき、エアーはにやりとわらって足めがけて斬りかかった

ザノクはすぐさま足を抜き取り、エアーは攻撃をすかしてしまった

エアー「なんで、俺とお前が互角なんだろうな・・・?」

ザノク「こっちもそうおもっている。」

エアー手をザノクにむけて、衝撃波を撃とうとしたときに同時にザノクのパンチがエアーの手にあたり、

そのまま衝撃波を撃った。

ザノク「いっ・・・・!!」

ザノクの手には衝撃波が響き、思わず手を退いてしまった

エアー「衝撃波が響くと、めちゃくちゃいたいぜぇ・・?」

エアーは勢いを増して、ダガーを両手に持ち、↓から↑へ交差するように斬った。

ザノクの腹に大きくクロスされた傷ができて、ザノクはふらつく足で少し退いた。

エアー「アサシンダガーで斬られた傷は、中々回復しないぜ・・?ヒャハッ!」

ザノク「く・・・そっ・・!」

エアー「もう、これでおしまいにしてやるよ!」

エアーは刺すようにダガーを構えて、突き出した。

ダガーがザノクに刺さる寸前で、↑に飛ばされたチャカが降ってきた。

チャカがザノクとエアーの間に落ちて、砂埃が舞った。それが煙幕となり、ザノクは刺されずにすんだ

エアー「チッ・・邪魔が・・!」

エアーは少しムカッとした顔でチャカに斬りかかった。

ザノク「助けてくれたら、恩返しをしなければな・・・!」

ザノクの手はエアーの手を掴み、投げ飛ばした

エアーは背中から地面に叩きつけられた

エアー「ゴホッ・・またやってくれるじゃな・・」

チャカ「興奮すると透明状態じゃなくなるのしらなかったの~?」

チャカはエアーの目の前に立っていた

エアー「う・・る・・せぇな!」

エアーはダガーで斬りつけようとしたが、鎌でガードされた

チャカ「そんなことしていてもかてないの~。」

チャカは左手でエアーの頭を掴み、上へ投げ飛ばした

チャカ「さっきはよくも空中はるか彼方に・・!ウィンド・インパクト~!」

エアーはチャカの放った衝撃波にあたり、さらに上に吹っ飛んでいった

チャカ「ふぅ・・結構疲れたの~」

ザノク「まだ安心するのは早いようだが・・・・」

チャカがアレ(ポヨ)を?マークにしようとした瞬間、頭上からものすごい重力がのしかかってきた

エアー「いつまでも調子にのってんじゃねぇぞ・・!報復はたっぷりしてやる。覚悟しておけよ?」

エアーはダガーを二人に向け、ニヤりと笑った

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第218号
ページ番号
89 / 137
この作品について
タイトル
永遠なる空
作者
ティライク(ミヅ)
初回掲載
週刊チャオ第127号
最終掲載
週刊チャオ第255号
連載期間
約2年5ヵ月29日