第八十話 獄炎と大波
ラルヴァVSグラウス&リカバーでは・・・
ガキィン!!ガァン!!キーン!!
グラウス「すげぇ・・・・」
しばらくすると、ザノクが駆けつけて来た
ザノク「ルース!なにをやっている、そんなことをしては・・・」
ザノクのうしろに、エアーやディンも駆けつけて来た
エアー「なにがおこるってんだ・・・?」
ディン「・・・・!!」
ラノク「いますぐ剣を使った戦いはやめろ、ルース、承知の上でやってるのか!?」
ルース「あぁ、大丈夫だ、『伝説の魔物』の件は、大丈夫だ・・・」
グラウス達「で・・・・、伝説の魔物だって・・・!?」
ルース「グラウスが、このまえ・・テラマウンテンに『伝説の魔物』が出現したのは、覚えてるはずだ・・」
グラウス「あ、あぁ・・・あれはとんでもねぇ破壊力をもつ、ドルフォスとかいうやつが、テラマウンテンを吹き飛ばしちまったんだ」
ルース「その、ドルフォスは昨日、王族によってやっと封印されたんだ」
グラウス「な・・、いまさら!?火王に水王に風王に・・ムーンチャオまでいるのにっ!?」
ルース「ムーンチャオ・・?ヴェデナル様のことか?」
グラウス「ヴェデナル・・・様?」
ラルヴァ「・・・・ヴェデナル様とは、過去に・・・『破壊神ドルフォス』を封印した方だ」
ルース「そう、俺の祖父、ラルヴァの祖父、グラウスの祖父、ラルヴァの祖父、ほかにもいろんな人がいたが、やっとのことで封印してくださった」
ラルヴァ「しかし、それからの平和も長く続かなかった・・」
グラウス「ちょっとまってくれ、なんで剣の戦いをすると、だめなんだ?そこを教えてくれ・・・」
ルース「それは、ドルフォスの習性での関係だ。ドルフォスは選ばれし者を追い掛け回してなぜか殺そうとする、選ばれし者同士が、剣を使った戦いを行うと、ドルフォスへ位置を教えるだけなのだ」
ラルヴァ「そして、ドルフォスを封印した数年後・・ドルフォスが魂のみ、エンドレスロードの次元空間を破り、脱出してしまったのだ・・」
グラウス「破壊神・・ドルフォスって・・・・魂だけであんなにも強いのか・・・・!?」
ラルヴァ「そう、再び肉体とあわさってしまえば・・世界破滅から逃れる術は、ない・・・」
グラウス「・・・・・・・。」
ルース「さて、古い話はここまでだ!ラルヴァ!そろそろ決着をつけよう」
ラルヴァ「いいでしょう、三大最強技で決着をつけましょうか」
ルース「おうよ・・・!!」
ラノク「おっし、きたぞぉ!!」
ザノク「やるぞ、最強技ァ!!」
ルース「どれだけこの時を待ち望んだか・・・!!」
ラルヴァ「このときを、まってましたよ・・・!!」
司会「おぉっと!ドームが粉砕しそうなので空間ステージへ移動します!」
―――――グランドウェーブ!!―――――
―――――ビックバンストライク!!―――――
ルースがバトルドームを覆い尽くしてしまいそうな大波をラルヴァに、
ラルヴァがさきほど格闘を吹っ飛ばしてしまったあの大技をルースに、
二つの技がぶつかり合うとき・・・!!
スパァ・・・ン!
ルース「!!!?」
ラルヴァのビックバンストライクが、大波を貫き、ルースのほうへ向かってゆく
ラノク「危ない、よけろぉっ!!」
ザノク「うわああああああああ!!!」
ドッ・・・・・ゴォォォォォォォン
ルース達はまともに爆破をくらって、気絶していた
ラルヴァ「さて・・と、これでグラウス狩を楽にできる・・・」
ラルヴァはギョロッとグラウスのほうをむいた
ディン「でもぉおおぉぉ、あの波が残ってるぞぉぉぉぉぉ」
エアー「俺がちょちょいって排除してやるよ!」
エアーの右手に、風がどんどん集まっていく
エアー「俺の技を、とくとみろぉ!!ギガサイクロン!!」
風が帯びた右手の拳を大波に突き出すと、大波に一直線に向かう、大きな竜巻がでてきた
その竜巻のまわりには風の刃がとんでいる。やがて竜巻は大波の水を吸い込み、ルースへもろ直撃した
ルース「う・・・・・ぐあぁ!!」
ラノク「もう・・・だめだ・・・」
ザノク「ノック・アウト!カンカンカーン・・・バタッ」
ラルヴァ「あとは・・・、邪魔者がまだいますね」
リカバー「えっ・・・・・・?」
リカバーが気づいたころには、ラルヴァの拳はリカバーの腹を殴っていた
リカバー「うぁあ!」
グラウス「リ・・・リカバー!!」
チャカ「大丈夫なの~っ!?」
フラッシュ「ひどいチャオ!極悪非道チャオ!」
ラルヴァ「プロの仕事のコツ、その1・・・標的は弱者より優先すべき」
グラウス「・・・・・・チャカ、フラッシュ、さがってろ・・」
ラルヴァ「とうとうやる気になりましたね・・・!!」
続く!!