第七十九話 ライバルの信念
ルース「ふ、それに比べて、こっちはノーダメージだ。」
ラルヴァ「それはそっちが水だからだろ、ナルシストめ」
ルース「ム、君にいわれたくないな、雑魚君」
ラルヴァ「いってくれるじゃないですか、SPナルシが」
ルース「なにを、負け惜しみを・・・・・」
ルースとラルヴァの目線の間で火花が散っているのに、グラウスは気付いた
グラウス&リカバー「おいおい、口喧嘩になってますけど(ビシッ」
ラルヴァ「こんな場合じゃないですね、はやく無の魔石を・・・」
ルース「そうはさせない、無の魔石は俺が手に入れる」
グラウス「俺も、無の魔石を手に入れないと・・・」
ルース「さて、そろそろ決着をつけさせてもらおうか?」
ルースはラルヴァに向かって、一直線に走った
ラルヴァ「甘いな、いつもよりも弱くなってるぞ」
ラルヴァは向かって来るルースの顔面を殴った
ルースは走っていたので、スピードとラルヴァの力が合わさり、凄まじいダメージ・・のはずだが、ルースは水なのできかない
ルース「甘いのはお前の方だ、アクア・トルネード!!」
ラルヴァ「渦か・・・・!!」
水位は、腰ぐらいまであるのでラルヴァは渦に飲まれてしまった
ルース「ジ・エンドだ。」
そういって、渦は天へ突き飛ぶ水柱となった
水柱は、回転しながら地へ落ちて行く・・・
バシャアアアアン!!
その音と共に、水柱とラルヴァは激しく地へ叩きつけられた
グラウス「勝負、ありか・・・・?」
ルース「いや・・・、まだだ!!」
ラルヴァ「その通り・・・爆裂拳法・・・!!」
ルース「!!」
ラルヴァ「爆裂、速脚!」
ラルヴァが技の名を言う、前に、すでに見えないほどの速さでルースを蹴り飛ばしていた
ルースは壁に叩きつけられた
ルース「なにを・・・、俺はこのぐらいじゃ・・・!!」
ラルヴァ「甘いですよ、真・爆裂拳!!」
ルース「ぐ・・・・・・・」
壁に叩きつけられていた状態のルースは、さらに壁にめり込んだ
ルース「うごけ・・・・・・ねぇ・・・・」
ラルヴァ「まだまだぁ!!真・連爆裂速脚!!」
ドドドドドドドドドドドドドドッ!!
ルース「ぐ・・・・・は・・・・・・・・」
ラルヴァ「爆裂拳の極み。それは、いつでも爆破させる状態で、更に攻撃を加える事により、威力を増加させる事・・」
ルース「!!」
ラルヴァ「ルース、お前は水だ。ある程度の爆発はきかなくとも・・、すごい威力の爆発なら消し飛ぶだろう・・!!」
ルース「うっ・・・・・」
ラルヴァ「決着はついた、これで終だ。」
ラルヴァは、開いていた拳を握り締めた」
ドォ・・・・・・・・ン
・・・・・・・・
グラウス「んな・・・・・」
リカバー「そんな・・・・・」
大きな穴が出来た壁には、ルースの姿が見当たらない
ラルヴァ「ライバルが消えた。残りは・・・」
ルース「消えた?勝手にきめつけないでほしいな。」
ラルヴァ「なっ・・・・!?」
ルース「残念だが、俺は壁に溶け込んでいた。水だからな」
ラルヴァ「くそっ、そんな事計算してなかった・・・」
ルース「こっから、剣の勝負といこうか?」
ルースは、片手をあげると、水が剣へと姿を変えて行った
ラルヴァ「いいでしょう、選ばれし者の・・・、対極剣対決ですね」
ルース「『ミューズ・レイ』で、お前のとどめをさす。」
ラルヴァ「炎の『フレイ・キャレス』の力、とくと味わえ!」
ルースとラルヴァは、互いに走った。
ルース&ラルヴァ「おおおおぉぉおぉおぉぉおぉ!!!」
ガキィィィィィィン!!!
剣のぶつかり合う衝撃は、ドーム中を駆け巡った
エアーVSチャカの所では・・・
エアー「ん、この衝撃はっ・・・・!!」
チャカ「なになに?なにがおこったの~!?」
ザノク「ルースとラルヴァが剣を使った戦いをはじめたな、これはいかん・・・・」
ザノクは衝撃のおこった場所へ向かって駆けていった
ディンVSフラッシュでは・・・
ディン「なんだぁ、これはあぁぁぁぁ・・・・」
フラッシュ「凄い衝撃チャオ!」
ラノク「ま、まずい・・・ルースの野郎!」
ラノクも衝撃がおこった場所へ駆けていった
ラルヴァVSグラウス&リカバーでは・・・
ガキィン!!ガァン!!キーン!!
グラウス「すげぇ・・・・」
しばらくすると、ザノクが駆けつけて来た
ザノク「ルース!なにをやっている、そんなことをしては・・・」
ザノクのうしろに、エアーやディンも駆けつけて来た
エアー「なにがおこるってんだ・・・?」
ディン「・・・・!!」
ラノク「いますぐ剣を使った戦いはやめろ、ルース、承知の上でやってるのか!?」
ルース「あぁ、大丈夫だ、『伝説の魔物』の件は、大丈夫だ・・・」
グラウス達「で・・・・、伝説の魔物だって・・・!?」
伝説の魔物と、伝説の剣は何を関係するのか・・・?
続く