第三話 ジャキとは・・・
俺は、夢の中に入っていた。チャオの感覚が、こんなにやりづらいとは思わなかった。なぞの少年チャオ、ギガンダについていきながらも、足の速い俺が3mでばてる。トクミヤとダイちゃんも思ってるだろう。突然ギガンダが早足になるもんで、必死についていったんだが・・・・・
ユイト「ま、待ってくれぇ~~!!」
ギガンダ「なんでお前そんなに遅いんだ?なにかなってないか?病気か??」
トクミヤ「だから・・・・・僕達は人間界から来たんだよ、」
ギガンダ「嘘言うな、もう現実世界から・・・・・・人が訪れるわけないんだ・・・・・・・・」
ダイスケ「えっ?なんだって?」
ギガンダ「お前らには関係無い話・・・・・・」
ユイト「ほんとだってば!!いやマジで!!命かけて!!!」
ギガンダ「え?・・・・・・・・・・・本当なのか!!?現実世界からきたのか!!?本当なのか!!?」
ダイスケ「何度言ったらわかんだよ、だからそうって言ってんだろぉ!!信じねぇんだったら俺の必殺殴りするぜ、」
ギガンダ「そんな・・・・・・そんなはずない・・・・・・・違うよ・・・・・・・」
ダイスケ「信じろ!!!」
トクミヤ「うわぁ!!ダイスケ!!!やめろ!!お前のパンチは時々気絶させるんだ!!!」
ゴッ!!
ギガンダ「ギャア!!!!!」
ユイト「うあぁ~~、痛そ・・・・・・・・・」
ギガンダ「なにすんだよ!いや、それどころじゃない。本当に現実世界から来たんだったら、・・・・・・・いそいでジャキに知らせるんだ!!!」
ユイト「お前頭大丈夫か?」
ギガンダはもっと早足になった。
数分歩くと、窓もない石の大きな家がたっていた。入口の周りには、鎧を着たたくさんのチャオが槍を持って見張りしている。
ユイト「トクミヤダイちゃん、なんか大声出せない気分だなぁ、」
ダイスケ「ん?なぁなぁ、家の入口の上に、なんか書いてあるぞ、」
トクミヤ「あれは、なにか昔の字ですね、邪気封印神ジャキの神社、」
ギガンダ「なにしてる、」
ユイト「ここに神が住んでるのか?」
ギガンダ「神の家、だから厳重にナイトが守ってる。」
トクミヤ「なにか参考になりそうですね、メモメモ、あ!!!メモ帳はこの世界に持ってきてなかった!!!!」
ダイスケ「トクミヤ!声でかいでかい!」
ナイト「誰だ!!」
ナイト「出て来い!!!」
ギガンダ「ナイト、慌てるな、俺だ。ギガンダだ。」
ナイト「その後ろに着いてきてるのはなんだ、」
ギガンダ「現実世界から来たかもしれない子だ。」
ナイト「なんんだと!?おすいえば目つきが悪い。」
ナイト「ギガンダ、パスワードを言え、」
ギガンダ「神よ神よ、神聖なる神よ、邪気をはらう神よ、我が神を知る者に、聖なる道を作りたまえ、すばらしき神よ、大いなる神よ!!!」
なにかこの奥にすごいチャオがいるのはわかってる。俺は、それがなんだか知りたい。なんなんだこの世界、そして俺は、この世界で何をしなきゃならないのか、現実世界から来る者は、なにかすごいことになるのか、数々の謎をかかえながら、おれは進んだ。
続く