第四話 夢はチャオが・・・

神が住んでいるという、邪気封印神ジャキの神社についた。窓もない石の大きな家。周りには、たくさんのナイトが見張りしている。

ギガンダ「ナイト、俺だ、ギガンダだ。」

ナイト「ギガンダか、パスワードをいえ、」

ギガンダ「神よ神よ、神聖なる神よ、邪気をはらう神よ、我が神を知る者に、聖なる道を作りたまえ、すばらしき神よ、大いなる神よ!!!」

ジャキ「入りたまえ・・・・・・」

家の奥から声がした。ジャキの声だろう。

ナイト「入れ、だたし、現実世界から来たお前ら三人に言う。中にいるのは神だ。ご無礼のないようにしてくれよ、」

ユイト「わかってらぁ・・・」

ギガンダ「もたもたするな、入るぞ、」

入ると長い廊下があった。暗く、そして寒い。

ダイスケ「寒いよ・・・・そして暗いぜ・・・・・」

トクミヤ「この壁、なにか特殊なつくりですね・・・・・」

ギガンダ「お前ら、しっかりついてこい、暗いからな、」

スタ・・・・スタ・・・・・スタ・・・

しばらく行くと明るい部屋にでた。

ギガンダ「ジャキ様、ギガンダです。大事な話が・・・・・」

ジャキ「今そちらに行く。」

そういうと、壁の中から目玉や口などがでてきた。

ユイト「ひゃあああああ!!!!おばけ!!!!」

トクミヤ「ん?ユイト、よく見てください。透明チャオです。」

ダイスケ「あぁ、目とか羽とかそういうのしかみえねぇ奴か?」

ギガンダ「ただの透明チャオじゃありません。神ですからね、」

ジャキ「で、話とはなんじゃ、」

ギガンダ「この三人は、現実世界からきたそうです。」

ジャキ「!!!!!!」

ジャキは驚いて目を大きくした。

ユイト「俺たち・・・・・本当に現実世界からきました!」

ダイスケ「寝てたら、ここへ来たんです・・・・・」

トクミヤ「ここは夢なんですか?」

ジャキ「ここは、夢の世界。といっても、夢を作る世界じゃ。」

ギガンダ「お前たちの夢の担当がいるのさ、」

ユイト「夢の担当?」

ジャキ「お前らの夢の担当は誰だ?ギガンダ、つれてこい、」

ギガンダ「はい。えっと、ユイトの担当は・・・・・ダイスケ・・・・・トクミヤ・・・・・・、あいつらか!今連れてきます!!!」

数分後・・・・・

ギガンダ「連れてきました。こいつらです。」

スタック「俺、ソニックチャオのスタック!ユイトの夢の担当だ!!」

グロウ「俺は、ダイスケの夢の担当、ナックルズチャオのグロウ!!」

テール「僕は、トクミヤの夢担当、テイルスチャオのテールだよ!!」

ユイト「こいつら、誰?」

ジャキ「お前らの夢を作ってるチャオさ、」

ダイスケ「ということは、ずっと前、俺がバスケットボールに食われてた夢は・・・・・・?」

グロウ「あ!それ俺が作った夢ー!!あれは面白かったー!!」

トクミヤ「じゃあ僕が0点とった夢は・・・・・」

テール「それ僕ー!!!びっくりしたでしょ!!!」

ユイト「じゃあ俺のチャオポスターが破られた夢は・・・・・?」

スタック「それは俺!!しかも俺、正夢(まさゆめ)にしたぜ!!」

ユイト「えーーー!?じゃあその夢から冷めたあと、本当にポスターが敗れてたのは・・・・・お前のせいかああああああ!!!!!!」

ギガンダ「俺も、人の夢、作ってんだぜ、」

ジャキ「わしは、みんなの夢を手伝っておる。」

なんてことだ、僕の今までの夢は、全部チャオのしわざだったのか、と、ユイトは驚いた。そのあと、正夢を作るのは、かなり難しい上級技だ、ときいた。しかも、この夢の世界のチャオ達の職業は、夢作りしかないそうだ。それに、この世界で、チャオが生まれたら、生まれたてでも夢作りをしなきゃいけない。この世界では、必ず全員が、夢作りをしなきゃいけないのだ。俺は、もっと、この世界のしくみを、知ってみたかった。それと、夢の世界で、一分すごしていても、現実世界で、十分すごしているような感じがする。夢の世界は、時間が遅いのか、とても不思議になってきた。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第128号
ページ番号
4 / 4
この作品について
タイトル
ドリームファンタジー
作者
雷神(プラズマ)
初回掲載
週刊チャオ第119号
最終掲載
週刊チャオ第128号
連載期間
約2ヵ月5日