第1章 7 とりあえず来いよ

狗令が助け出した2人の子供。

その子供達は食人植物とチャオのハーフだという。

しかし、性格はおとなしい。

これから子の子供達をどうするか考えていた。

此処で2人の子供の説明。

男の子 実空 麦芽(みそら ばくが)

狼に似た男の子。(マス○○ードの狼マスクに似ている)

目は毛で隠れているため、見えない。

毛の色は蒸栗色で紅いシャツの上に黒い長袖を着ている。

顔は口だけが見えていて、口はシャークマウス(っぽい)。

女の子 実空 美華(みくう みか)

狗令と同じく、髪の毛が生えている。

髪の色は蘇芳色。ヘルメットが目を覆っているため目が見えない。

ちなみにヘルメットの色は、桃染(つき)色。

ピンクの服を着ている。

肌の色はとても薄い緑色。

たまに目が見えるが、瞳は黄色っぽい。

ミイミイ 「とりあえず・・・」

狗令 「とりあえず来いよ。

     トゥーレの木」

夏瑪&杏璃&ミイミイ 「何であんたが知ってんの!?」

3人の言葉が重なった。すげ。

狗令はポヨを?にして言った。

狗令 「何言ってんだ。

     俺は元々精鋭部隊に入ってたぜ。3年前だけど。

     零丸元気にやってるか?」

3人はさらに驚いた。

零丸を呼び捨てにする事もあるが、こんなヤクザが高レベルの精鋭部隊に入ってる事が一番驚いた事だ。

狗令 「まぁ来いよチビ共」

そういうと狗令は森の近くにある、湖に歩いていった。

その後を3人は追いかけた。

3人 「!!!」

驚く事に、精鋭隊に入っていた事はガセでは無いらしい。

旧型の飛行機が其処にはあった。

狗令 「じゃ」

狗令と2人の子供達はひろびろ草原へと飛んで言った。


・・・・・・・・・・が、その後を3人の女達が追っかけていた。

狗令はひとまず、2階の前に飛行機を止めて、中に入った。

受付のチャオ 「こちらトゥーレの木です。どう言ったご用件でしょうか?」

狗令 「んぁ。3年前此処にいた清澄ってもんだ。零丸に会わせてほしい」

受付のチャオは暫く黙って、PCのキーを叩き始めた。

受付のチャオ 「ハイ。零丸殿から許可が出ました。

         その子達は・・・」

狗令 「ダチ。じゃ、行くぜ」

麦芽 「なぁなぁ、此処何処?」

狗令 「トゥーレの木。ちょっとお前達に話してもらいてぇ事があるんだ」

2人はポヨを?にし、狗令の後に着いていった。

零丸の部屋―

零丸 「3年振りだな・・・。清澄」

狗令 「おう。此処では本名使っていいのか?」

美華 「本名?」

狗令 「おにーちゃん達はホントの名前は此処以外じゃ使っちゃいけないんだ。

     俺の本当の名は赤屍 狗令じゃなくて加藤 清澄(かとう きよすみ)なんだよ。

     零丸、紹介するぜ。俺のダチ。麦芽と美華だ。あの研究所から逃げてきたらしい」

2人は少し不安そうに辺りを見回す。

研究所以外の場だから怖いのだろう。

零丸 「・・・詳しい事は後で聞こう」

清澄 「あ~ダリ。

     途中で変なアマには会っちまった。

     この狼っぽい方がすぐ怪力女って見破ったぜ」

零丸 「ミイミイの事か・・・。

     ・・・・・・・・・・・・・?」

2人の子供を見ていた零丸はある事に気づく。

美華の髪に、銀色の何かが付いていた。

零丸 「・・・その銀色の物はなんだ?」

美華 「あ・・・あ、コレ絶対に外すなって言われてたの。

     麦芽にも付いてるよ。腕輪みたいな奴」

麦芽は右手の手首を見せた。

美華の言う通り、銀色の腕輪を付けていた。

零丸 「・・・・・あとで5階に行ってくれ。

     美簾喜にその銀色の腕輪と髪止めを調べてもらってほしい」

清澄 「俺の部屋開いてる?

     7階の」

零丸 「掃除はしてあるが開いたままだ。

     それはそうと何故戻ってきた?」

清澄 「試験があるって聞いたんで戻ってきた。

     改めて受けなおそうと思ってね。

     検定は全部合格してあるし、道場は看板貰ってきた。

     試験までこいつらのお相手しておく。じゃ」

そういうと3人は部屋から出て行った。

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このページについて
掲載号
週刊チャオ第290号
ページ番号
8 / 9
この作品について
タイトル
『第1精鋭部隊』
作者
カオスソーサラ(メガライア)
初回掲載
週刊チャオ第289号
最終掲載
週刊チャオ第290号
連載期間
約8日