第８話　新たなる仲間

物陰から現れたヒーローチャオ。
彼は僕達の前に現れこう言った。

「俺はルイガル。さっきの戦い、見させてもらった。」

ルイガルと名乗るチャオは、さらに話を続けた。

「お前がチャロだな・・・。実は、お前に頼みたいことがある。」

「何だい？」

「俺はある男を追っている。その男の名は・・・ユニコリス。」

ユニコリス・・・噂に聞いたことがある。
彼は他のチャオや自分の分身を召喚して戦うチャオ召喚師らしい。
ダークスターズとは全く別の派閥のチャオらしいが・・・

「そのユニコリスという男は、俺一人の力ではとても太刀打ちできない。そこで、お前の力が必要なんだ。」

「よし、わかった。ルイガル、今から君は僕達の仲間だ。まずはそのユニコリスという男を捜すことにしよう。」

「私も忘れないでくださいね、チャロさん！」

「ユニコリスは、どうやらダークスターズの計画を止めようとしているらしい。天下のダークスターズにたった一人で立ち向かえるのかはわからんがな。」

どうやら、ユニコリスと僕達の目的は同じようだ。
ダークスターズの本部をつきとめれば、彼にも会えることだろう。

「それじゃ、ダークスターズの本部を探すことにしましょうか。」

カレンが言ったその時だった。
ルイガルが、僕達が今いる街より少し遠くにある巨大なタワーを見ていた。

「あれがダークスターズの本部のようだな。」

「そうですね・・・。チャロさん、もちろん行きますよね？」

「勿論さ。早く奴らの計画を止めなければ、サイバーワールドが大変なことになる。そんなことはさせない・・・。」

僕達3人の思いは同じだった。
ダークスターズの計画を止めること・・・。


続く