第7話
「・・・かかって来い。」
ギアは剣を抜きそう言った。
僕は銃を抜き、ギアの前に立った。
「チャロ・・・たとえ貴様だろうと、我らダークスターズの邪魔をする者は許さん!」
「ギア、どうして君は・・・」
僕が銃を撃つたびに、ギアの剣が銃から放たれたエネルギー弾をかき消す。
ギアが剣を振り、僕はギアの剣をかわす。
「どうした?お前の実力はこれっぽっちのものなのか?」
できることなら、戦いたくはなかった。
なんとかギアが正気に戻ってくれれば・・・。
その事で頭がいっぱいだった。
ギアが再び剣を振り上げる。
しかし、今度は振り上げたまま動かなかった。
ギアの剣にエネルギーが溜まってゆく。
そして、ギアは剣を振り下ろした。
「ケケケケ・・・。これで貴様も終わりだ!」
3つのエネルギーの刃が向かってくる。
僕はすかさず銃を撃ち、エネルギーの刃をかき消した。
強力な技を使ったギアは、疲れ果てていた。
そして、僕はギアめがけて銃を撃った。
ギアは大きく吹っ飛び、その場に倒れた。
「・・・今日はこれぐらいにしておいてやる・・・。だが・・・。次に会った時には・・・絶対に・・・」
そう言うと、ギアは去っていった。
ギアが去った後、物陰から一匹のヒーローチャオが現れた。