第一話~密林大突破~一部修正しました。

キコ「キャ~~~蛇~~~~~~!!!!!」

突然キコが叫び出す。。。

ナギ「んあ?・・・もぉ、うるさいなぁ・・・」

キコ「ダッテ、蛇よ!蛇!・・・噛まれたらどうするのよ!?」

ナギ「森に蛇がいるのぐらい当たり前だよ・・・・・」

キコ「でもぉ・・・あぁ島の外を周ってくるコースの方がよかった・・・」

ナギ「キコが大丈夫だって言ったんだから!!」

キコ「でも、もぉ暗くなってきたし・・・戻ろうよ・・・。」
キコが嘆いていると向こうに一筋の明かりが見えてきた・・・

ナギ「あ!!・・・灯りだ・・・灯りがあるよ!!行ってみようよ!!」

キコ「イヤ!!ぜっ~~~たいダメ」

ナギ「どうして?」

キコ「だって、魔女だったらどうするのよ?」

ナギ「食べられ・・・るの?」

キコ「そうよ。食べられちゃうのよ?」

ナギ「じゃあ、キコはここに残ってよ。僕が見てくる。」
ナギが走り去りキコと怪鳥音だけが残る・・・
キィィィィッィイィ!!

キコ「キャァ~~~。待ってよ~~~~~~~~~~~~~!!」

ナギ「ネェ・・・・・」

キコ「ゼェゼェ・・・何?」

ナギ「何でこんな所に家を立てなのかな?」

キコ「魔女だからよ!!村に魔女がいたら変だからよ!!」
キコが声を潜めて言う

ザァァァァァァァァァァァァァァァ
その時雨が突然降ってくるのであった。

キコ「さっきの怪鳥音もこの突然の雨もきっと魔女の仕業よ!!」

ナギ「カイチョウオン?」

キコ「変な鳥が鳴いてたのよ!!」

ナギ「あ・・・・・だから、走ってきたんだ!!キコの恐がり~」

キコ「ぅ・・・・・」

キコ「とりあえず、入るわよ!!」
キコが恥ずかしそうにして、そのオンボロの家の扉を勢い良く
開けると・・・

???「いらっしゃい・・・」
しわがれた声で誰かがそういった

???「風邪をひいてしまうから早くお入りなさい」

ナギ「・・・・・・・・・・・・・ハ・・イ」

キコ「・・・・・・・・・・・・バタッ・・・・」
キコが突然倒れてしまった・・・・
ナギが心配そうに寄り添う

ナギ「キコ・・・大丈夫?」

???「ドレドレ、見てあげよう・・・入りなさい」

ナギ「え?はい・・・はいります」

バッタ~~~ン・・・
扉が突然閉まった。

ナギ「あわ・・・あわわわあわわああわわわわ・・・魔女サンですか?」

魔女らしき老婆「ええ、そうですよ」

ナギ「あ・・・あの、何故こんな所にすんでいるんですか?」
ナギがオドオドしながら聞くと

魔女「ある魔術の研究の為です。薬草類が必要なの。・・・彼是もう30年」

ナギ「30年も?どんな魔術なんですか?」

魔女「禁断の術よ。死魂の術と呼ばれる。屍を蘇らせるの」

ナギ「蘇生術?」

魔女「そうよ。とっても危険で難しい術なの」

ナギ「どうしてそんな事するの?」

魔女「蘇らさなければいけない人がいるの・・・」

ナギ「どんな人なの?」

魔女「この世の英雄です。」

ナギ「ふ~ん・・・」

キコ「あの、私達明日には此処を出なくちゃ・・・島の裏に行かなきゃ」
キコがベットから起きながら恐る恐る言う

ナギ「あれキコ起きたの?」

魔女「あら船着場に行きたいのかい?」

キコ「はい」

魔女「まぁ、大変そこは最近の大雨で岩崩れが起きてとおれないわよ」

キコ(さっきの雨はこの人じゃなかったんだ)

ナギ「ルートはそこだけなんですか?」

魔女「他の所は危険な猛獣の住処よ。」

キコ「ガーゴイル・・・とか」

魔女「バーサーカーとかもね。」

ナギ「恐い奴なの?」

キコ「もう死んじゃうわよ!!」

ナギ「崖崩れを上るのは無理なんですか?」

魔女「無理ね。推定100メートルは有るわよ」

キコ「!!・・・じゃぁ、どうしたら・・・」

魔女「方法は1つだけ有るわよ」

キコ&ナギ「教えてください!!」

魔女「かなり危険な爆薬でねぇ・・・極炎弾という爆薬なの」
キコとナギが顔を見合わせ首をかしげる

キコ「じゃぁ、その爆薬を下さい!!」

ナギ「僕達、急がなきゃ!!」

魔女「それは無理・・・ド素人に扱えるレベルじゃないの」

ナギ&キコ「?」

魔女「私がそこまでついていきます」

ナギ「有難う御座います!!」

魔女「でも、まず材料が必要ね・・・」

キコ「私達、とって来ます!!」

魔女「じゃぁ、・・・爆炎草×2・黒煙草×4・ドブ蝦蟇の油×2リトッル」

キコ「!!・・・それって、とっても危険だからお母さんが触るなって・・」

魔女「それでも、ミミズ干し、鼠の目、毒アナコンダの牙はあるのよ」

ナギ(ぅ・・・こっちの方がましだ・・・(泣)

キコ「それじゃ、行きましょうか!」

魔女「私はこの材料を混ぜていなきゃ・・・」

ナギ「じゃあ、僕達だけでいきます」

キコ「!!」

魔女「あなた達、もしかして素手で此処まできたの?」

ナギ「は・・・・?はい」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第93号
ページ番号
2 / 5
この作品について
タイトル
クラウンドエンド(永遠の英雄)
作者
ソニパラ
初回掲載
週刊チャオ第90号
最終掲載
週刊チャオ第94号
連載期間
約29日