【1の2】

フォル「・・・長い・・・」
カイ「ホントだね・・・」
シン「暇ですね・・・」
三匹が順番に呟いた。
シルバ「と、こんな事態を予測して・・・ジャジャーン!!」
シルバが懐から出したのは!!
・ ・・DSである。

カイ「(うわぁ~・・・よくいるよなぁ・・・行列の中でゲームしてるガキ・・)って、あんたいったい何歳だ!!」
シルバ「二十歳後半ですが?」
カイ「・・・(最低だ・・この人)」

シン「・・・ところで何が入ってるんですか?」
シルバ「え~と・・・あ、アドバンスのとこしか入ってねぇww」
三匹(うわぁ・・・・)

フォル「・・・で?そのカセットは?」
シルバ「ポケ○ン不思議のダンジョン赤の救助隊。」
二匹(微妙すぎる・・・・)
フォル「マジで!?」
二匹(喰いついた!?)

と、そんなこんなで二十分経過。
カイ「・・・」
シン「・・・」
フォル「・・・おし、エ○ームド撃破。」
シルバ「マジで!?お前すげーな、俺そいつ一ヶ月もかけたのに倒せなかったんだぞ!!」
二匹(どんだけ進んでねーんだこいつのデータ・・・)

さらに数十分後・・・

ついに四匹の順番が来た。

ケーキ屋店員「いらっしゃいませ。」
店員さんが見事な作り笑顔でそう言う。(コラ

フォル「そういやメタルが何か言ってたな。」
シン「そういえば・・・何だったっけ?」
シルバ「ポケ○ンやり過ぎて忘れちまった。」
カイ「ケーキの種類だったと思うけど?それ買ってきてって言ってた気が・・・」

四匹が一斉に沈黙する。

フォル「モンブラン。」シルバ「チョコケーキ。」カイ「チーズケーキ。」シン「普通の。」

シルバ「おい、何だ今の。普通のってなんだよ普通のって。やっぱお前も所詮あいつと一緒か、どんだけ地味なんだよお前。」
シン「あいつって誰だよ!!ていうか、普通っていったらあの白いクリームとイチゴがのってるやつですよ!!」
カイ「どうするんだよ!本当にメタルが言ってたのって何なの!?」
フォル「知るかボケェ!!大体テメェも忘れてるんじゃねぇか!!家に帰って脳を鍛える大人のDSトレーニングしてろ!!」
と、四匹の激しい口論が始まった。

~数分後~ マダカヨ~・・・ナニシテンダヨコイツラ・・・ハヤクシロヨナ・・・

シルバ「仕方がない・・・俺に考えがある。」
シルバがそう言うと、三匹が喋るのをやめ、話に耳を傾けた。
そして、シルバは店員さんに顔を向けた。

三匹「・・・・」
シルバ「・・・・」









シルバ「チョコケーキ下さい!!」
三匹「なんでだよ!!」
と、口をそろえて言うと同時に、三人はシルバで蹴っ飛ばした。

【シルメタハウス】

四人「と、いうわけで・・・」

フォル「四つ共買って来たぜよ(爆」
メタル「何で箱がそんなに多いの?」
シルバ「モンブランがちっちゃいのしか無かったから大量に買ってきた・・・(苦笑」
ルセア「かなりお金の無駄使いだと思うんですが・・・(汗」

銀「俺の財布が・・・」
シン「まぁ、運がなかったと思いなさい。」
レンファ「いや、あんたたちのせいでしょ。」

カイ「まぁ、買ってきちゃったものはしょうがないからね・・・」
フォル「これでパーッと楽しもうじゃねーか!!」

全員「おーーーー!!!!」

銀「マイマネェェェェェェ・・・」
テンオウ「元気出せ、クリスマスプレゼントに電仮面ソード買ってあげるから。(ぇ」
銀「マジで!?(核爆」

このページについて
掲載号
週刊チャオ第301号&チャオ生誕9周年記念号
ページ番号
2 / 7
この作品について
タイトル
銀鉄作『クリスマスストーリー』
作者
銀音(銀鉄,マスター)
初回掲載
週刊チャオ第301号&チャオ生誕9周年記念号