第19話「 ゴクヒ の招待状」

        第19話「 ゴクヒ の招待状」

リアオリ「メロンに会いに来た理由、それは、ダークチャオの集団にソニアちゃんがさらわれたことで、ダークチャオであるアナタが、何か知ってるんじゃないかと・・・・」
完璧に探偵か何かになっているリアオリ。
メロン「・・・ソニアか。懐かしいな」
リアオリ「何か知ってるんだろ!?さあ、はけぇ、はくんだぁぁ!!」
メタリア「おえぇぇぇ!!」
メタリアが、吐いた。(違う意味で。)
ハーテ「ホントに吐くなーー!!」
ダイナ(しかも人ん家で!?)

メロンは、それに気づいてないのか、どこからか手紙を持ってきた。
メロン「そういえば、こないだこんなものが届いた」
メロンは、手紙をリアオリに渡した。
リアオリ「・・・?何コレ?招待状・・・みたいな」
それには、

『ダークチャオのみなさまえ
オレさまはチャイドラン!
こんかい、オレさまのもくてきのたぬ、アクマン団お
けっせいすることになつたチャイ!
ごほうびわ、いつぱいだすチャイ!
14にち、ホホタウンにくるチャイ!
☆このことわ ゴクヒ チャイ!ダークチャオいがいおしえてはダメダ~メチャイ!☆
おまえらのキヨウリヨクお、ねがうチャイ!
                           ~チャイドラン~』

と書いてあった。
リアオリ「・・・・ずいぶんとヘタクソな文ね・・・・。子供が書いてるみたい・・・・」
ハーテ「ちゃ、チャイドランって・・・!森で会った・・・!」
オレージ「マジで!?ハーテ、会ったの!?」
ハーテはうなずいて、
ハーテ「アイツ、アタシより年下で、ソニアお姉ちゃんをさらったって言ってたわ」
オレージ「じゃあ、『もくてき』ってそれ・・・!?」

リアオリは、壁にあったカレンダーを見た。
リアオリ「14日は・・・先週ね。最近、ダークチャオを見なくなったのも先週から・・・・。きっと、手紙が届いて、ホホタウンに行ったんだわ」
メタリア「じゃあ、早くホホタウンに行こうぜ!早く早く早く~!!」
ハーテ「うるっさい」
メタリアは、後ろから殺気を感じて、固まってしまった。

リアオリ「行くっていうか・・・・。ちょっと遠いわね・・・・」
オレージ「ホホタウンってどこなんだ?」
セイは、持っていた地図をテーブルに広げた。
セイ「ほら・・・ここだよ。この大陸の一番左下の町。キズナ村は一番右上、ビューオシティは、その下だ」
ダイナ「うほっ、かなり遠いみたいだな」

セイは、さっきのジャドとの戦いで、少し考えた。
セイ「ジャドもアクマン団に入っていたなら・・・、他のやつらも魔法を使うかもしれない」
オレージ「オレら・・・魔法なんて使えねぇよ・・・」
皆は、少しうつむいた。

リアオリ「・・・・そうだぁぁぁ!!!!」
リアオリは、いきなり大声を出した。
ダイナとマイトは、ビックリして倒れた。心臓でも止まったのだろう。
リアオリ「いいこと考えた!メロン!アンタのお友達!シーシェ村にいたわよね!?」
メロン「・・・・アイツのことか」
ハーテ「な、何~?」

リアオリ「あのね!メロンのお友達に、魔法を授けてくれるチャオがいるの!頼めば、授けてくれるかも・・・!」
なぜか、一番リアオリが張り切っている。
メタリア「よっしゃあ!行くぜ!シーシェ村ー!!」
メタリアは、メロンの家から飛び出していった。

                                  続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第283号
ページ番号
19 / 24
この作品について
タイトル
チッチャイ戦士
作者
小さなマンガ家
初回掲載
週刊チャオ第265号
最終掲載
週刊チャオ第289号
連載期間
約5ヵ月18日