第10話「白いカップル」
第10話「白いカップル」
メタリア達は、アクマン団幹部のジャドと戦っていた。戦ってると言えるのかな・・・?
ジャド「この~、ちょこまかと~!」
メタリアは、さっきからジャドの魔法、『ダーク』から逃げている。
メタリア「あー、助けてー」
ハーテ「な、なんかさっきよりも気力が落ちてるような・・・」
ジャド「そういえば、まだコイツの仲間もいたなぁ・・・・」
そう言うと、ジャドはオレージ達の方を見た。
オレージ「や、やべ・・・・!」
ダイナ「え?オレとマイトも仲間扱い・・・・??」
マイトは「違う違う、オレとダイナはこの3人とは無関係だー」と首を横に振った。
ジャド「先にそこの弱そうなオレンジのヤツからやるっちゃ!『ダーク』!!」
ジャドは、オレージ目がけて『ダーク』を撃った。
オレージ(お、オレーーー!!??)
その時、門の上から鉄球が・・・・、いや、パンチがものすごい勢いでオレージの目の前に落ちてきた。すごい地響きが起きた。そこに、白いチャオがいた。
白い♀チャオ「くぉらぁぁぁーー!!弱いものいじめすんなぁぁぁーー!!!」
どうやら、いまのパンチはこのチャオがくりだしたようだ。
オレージ「ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ・・・・・」
いきなりすごいパンチが目の前に落ちてきたもんだから、オレージは震えが止まらなかった。
すると、門の上から、もう1人白いチャオが降りてきた。
白い♂チャオ「や、やめなよリアオリ・・・・。皆おびえてるよ・・・・」
リアオリ(白い♀チャオ)「セイ!あなたは黙ってて!アタシはね、『弱いものいじめ』だとか、そういうの見ててムカついてくんの!」
セイ(白い♂チャオ)「あぁ・・・、もうリアオリは止められないな・・・・」
周りは、ただ呆然としていた。
リアオリ「ダイナ!マイト!そこのオレンジ君、あんたらのダチだろ!?今、そこの黒いのおしおきすっから、待ってろよ!」
ダイナ「あ、いや、ダチってワケじゃ・・・・」
ハーテ「あの人、知り合いなの?」
ダイナ「あの人は『リアオリ』。ここ、ビューオでは、すごく強いと有名なんだぜ。なんか、『魔法のパンチの使い手』だとか・・・・。オレ達と、よく遊んでくれたんだぜ。」
それを聞いて、ハーテは思った。
ハーテ(『遊んでくれた』・・・・、リアオリは、アタシにとってはソニアお姉ちゃんなんだ・・・・)
そんなことを思っていると、本当のバトルが始まろうとしていた。
セイ「さあ、ジャド。大人しく捕まるんだ。オレを忘れたとは言わせないぞ・・・」
ジャド「わ、忘れたっちゃ・・・・。あ、お前まさかオレを追ってきた・・・!」
セイ「そうだ、今日こそ捕まえてやる!」
リアオリ「おしおきタイムよ。このアタシとセイ、最強の『白いカップル』は誰にも負けはしないんだから!!」
ちなみに、メタリアはさっきの地響きで気絶していた・・・。
メタリア「うにぃ~~・・・・・・」
続く