第6話「マイトの片思い!?」
第6話「マイトの片思い!?」
暴走したハーテに水を持ってくるよう命令されたメタリア達は、水を探し回っていた。
メタリア「・・・・・・・」
メタリアは、黙り込んでいた。そんなメタリアにダイナが訊いた。
ダイナ「お前、メタリア・・・っつったっけ。どうした?」
メタリア「いや・・・、ハーテの性格が、最近変わってきたような気がして・・・」
ダイナ「ハーテ?あの、キレてた女か?」
2人が話している中、マイトは地面に棒で何かを書いていた。
ダイナ「お前何書いてんだ?」
ダイナが覗き込んだ。マイトの足元の地面には、2匹のチャオが書かれていた。
メタリア「お、このチャオ、ハーテに似てるな」
ダイナ「もう1匹はマイトに似てるぞ」
その2匹のチャオの間に1つマークが書かれていた。
メタリア「なんだこりゃ、桃だ。」
ダイナ「は?」
メタリア「桃太郎ってやつか?オレ小さい頃よく読んだぜ。懐かしいな~」
メタリアは、勝手に1人でしみじみしていた。
ダイナ「桃じゃない!これは、ハートだ!!」
マイトは、慌てて絵を消した。
ダイナ「まさか、お前・・・・・」
メタリア「ハーテのこと好きなんだーーー!!!?ヒューヒュー!!」
マイトから「ブチッ」という音がしたとたんに、メタリアに殴りかかった。
メタリア「ご、ごめんぐふっ!やめてごはっ!す、すまなかっぐはぁっ!!」
ダイナは、慌ててマイトを止めて、
ダイナ「マイト、ハーテが好きなんだな?」
と訊いた。マイトはしばらく動かなかったが、こくりとうなずいた。
メタリア「や・・・やっぱりそうなんじゃ・・・ん・・・・・ガクッ」
ち~~~ん
ダイナ「そうか・・・マイト、恋をしたのか・・・。頑張れよっ!!」
ダイナに言われ、マイトは嬉しそうな顔をした。
ダイナ「あれ?こんなとこに湖が。・・・・・あっ!!!やべぇ!!水持っていくこと、すっかり忘れてたーーー!!!」
マイト「・・・・・!!!」
メタリア「今度こそ・・・・・、やばいな・・・・・」
そして、3人は急いで水をもっていくのだった・・・・・。
はたして間に合うのかなー?
メタリア「おちょくってんのか作者ーーー!!!」
続く